映画レビュー0083 『ゴッドファーザー』

お恥ずかしながらも初鑑賞。

ゴッドファーザー

The Godfather
監督
脚本
フランシス・フォード・コッポラ
原作
『ゴッドファーザー』
マリオ・プーゾ
出演
音楽
公開
1972年3月15日 アメリカ
上映時間
177分
製作国
アメリカ

ゴッドファーザー

コルレオーネ・ファミリーの戦いと盛衰の物語。

重厚の意味を知る。

9.0

言わずと知れた超名作ですが、僕はそこまでどっぷりハマる感じではありませんでした。(※初回の話)

が、派手な面白さはないものの、ジワジワと体に染み込む「味」があるというか。

特によく言われていることですが、マイケル逃亡先での風景や、陰影を強調した深みのあるライティングなど、物語にふさわしい、どっしりとした映像がすごいなぁと感心。

僕はもっとドンパチドンパチ、血で血を洗う復讐劇が主体なのかと思いましたが、中心は家族愛を描いた人間ドラマだったんですね。

特にやはり、ドンの優しさと胆力、マイケルの成長の描き方は、長尺映画だけにじっくりと、一歩ずつ描いていく流れが良かった。

マフィア映画だけに過激かと思いきや、思いの外(良い意味で)地味で静かな映画なので、その分、観ている人に集中力が必要というか、じっくり登場人物の考えを探っていくと、より深みが増す映画のような気がします。

繰り返し観るともっと良い映画と思えそうな予感がありますが、なんせ3時間の長尺だけにそうそう観られないのが残念。

でも不思議な心地よさのある、ある意味で温かい映画に感じました。

ココが○

上にもちょっと書きましたが、撮影力であったり、もちろん俳優陣の演技であったり、そして物語に奥行きを与える音楽であったり、どれもさすがの高次元。バランス、完成度の高さはすごいなーと思います。

たまーに超名作と言われてても、「言うほどこれいいか?」と思う映画もあるんですが、これに関しては名声も伊達じゃないぞ、っと。

ココが×

映像美という点で言えば、撮影の仕方は良いんですが、残念ながらブルーレイ特有の良さというのは無くて、古い映画というのを差し引いてもちょっと惜しい感じだったのがもったいないなぁと。これは買うにしてもDVDで十分な気がします。

あと、長尺なだけに、もう少しキーとなる人の印象を強めるようなイベントがあったらよかったかなーと思います。具体的に言えば、他のファミリーの人たち。まあ僕のせいなんですが、集中力が足りなかったのか、いまいち名前が出てきても顔が一致しなかったり、銃撃されても誰が撃たれたのかわからなかったりしたことがあって。

でもそれもやりすぎると説明臭くなるので、この辺がいいところだったのかもしれません。

MVA

今回は本当に悩みましたね。

候補としては、やっぱりまずドン役のマーロン・ブランド。優しさと威圧感の共生ぶりがスゴイ。さすがアカデミー賞受賞しただけのことはあるなーと。とてもカンペ読みながら演技してたとは思えません。

次に、これまたやっぱりマイケル役のアル・パチーノ。最初はただの優男だったのに、段々と“それっぽい”顔になっていくんですよねー。当時無名に近かったようですが、納得の配役です。

3人目の候補は、トム役のロバート・デュヴァル。マフィアらしからぬ、冷静で優しい、落ち着いた青年っぷりが印象的でした。

で、選びましたよっと。

ロバート・デュバル(トム・ヘイゲン役)

はっきり言って普通に考えればその他二人のどっちか、どっちかと言えばマーロン・ブランドかなと思いますが、ちょっとトムは役が良すぎる…というか、僕が「ああなりたいぜ!」と思うタイプの役だったんですよねー。周りがカッカしてても冷静で、スマートな感じが。

かっこいいなーと思って観てましたが、実は撮影中は髪の毛足してたらしいです。そしてこの後、ロバート・デュヴァルは急速におハゲ遊ばれていきます。哀しい。

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