映画レビュー0202 『めぐりあう時間たち』

休みはほんと終わるの早いですねぇ…。

最近一本しか観られなくてモヤモヤしてますが、何はともあれレビューです。

めぐりあう時間たち

The Hours
監督
脚本
デヴィッド・ヘア
原作
マイケル・カニンガム
音楽
公開
2002年10月27日 アメリカ
上映時間
115分
製作国
アメリカ・イギリス

めぐりあう時間たち

「ダロウェイ夫人」の作者と、二人の女性、それぞれの時間。違う時代、違う場所に生きる三人の人生が交錯する…。

まーーーーーーーーったく入り込めず。

4.0

「めぐりあう時間たち」なんてちょっとおセンチなタイトルだけに、ほろっとしちゃういい話的な映画なのかと思いきや、全然違ってまー暗いこと暗いこと。

それぞれがうまくいかない思いを抱いて生きている、その群像劇的なイメージもわかるんですが、いくらなんでもみんながみんな追い込まれすぎ。

不安を煽る音楽、不安を煽るアングルと演出、どれもしっかりしていて、監督はなかなかデキる人なんじゃないかとは思いましたが、ちょっとその「不安を煽る」感じが強すぎて、序盤からかなりウンザリ気味。ある意味で救いのないドラマで、日常を切り取ってはいるものの、見ようによってはかなり精神的に“来る”ものがあります。

僕も自分で言っちゃうのもなんですが、割と落ち込みやすいタイプなので、こういうのを観るとその痛々しさが自分に跳ね返ってくるような部分もあって、ちょっと観ていてしんどい部分もあったり。

でもまあそれよりも、純粋に話として暗すぎるし重い上に結局何が言いたいんだよ、みたいな話なので、ちょっとこの映画を観る意味合いを見出せなかったというか。もうちょっと示唆を感じさせる話だったり、人生についての深い洞察みたいなものが見て取れればまだよかったんですが、とことなく叙情的に描きすぎていて、詩的な世界に浸ってください、みたいな感じだったのが気に入らなかったですね…。「クラッシュ」なんかと似た感じかも…。

よほど入り込んで観れば受け取るものが多かったのかもしれませんが、早めに精神的に退場させられた感じだったので、ちょっとこの映画の意味合いとかメッセージを理解するほどまでこの映画に対して愛情を持てなかったというか…。

主人公が女性3人というのもあって、女性ならもっと感じ取るものがあるのかもしれませんが、話をリンクさせたいがための女性同士のキスシーンもあざとい感じがして、観てて「もういいよ」って気持ちが最も強く出る、そんな映画でしたね…。

好きな人には申し訳ないですが、かなり久々に「観て損した」感が強い映画でした。

このシーンがイイ!

強いて挙げるなら、ラスト前の湖(?)のシーン。

ココが○

はっきり言って物語は嫌いな映画ですが、上に書いたように演出とか音楽はうまいと思います。きっと意図する雰囲気は出せていたんじゃないかなと。特に音楽は雰囲気があってよかったですね。

ココが×

とは言え、その「意図する雰囲気」がくどい気もして、その辺がまた入り込めない要因だったのかな、と。

いかにも「不安を煽るよ」というカット割が多いので、不安感は伝わるんですが、それがもう匂いがきついというか、やり過ぎな感じは否めませんでした。

MVA

こうして今回はまったく映画に入り込めなかったので、正直これも選びがたいところではあるんですが、なんとか選ぶなら

ジュリアン・ムーア(ローラ・ブラウン役)

青いケーキ作ってた奥さん。あのケーキ、どんな味なんですかね…。見た目からして食えたもんじゃなさそうでしたが…。

演技的には…どうだろうなぁ。特にどうこう、っていうのもないんですが、なんとなく一番不安感が出てた人な気がしたので。この映画としては、ハマってたのかな、と。

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