映画レビュー0128 『クラッシュ』

ソフトバンクで勝手に送られてくるメールに「お父さんくじ」というのがあるんですが、それで「お父さんトランプ」が当たりまして。

3ヶ月ぐらいかなぁ…経って今日届いたのを見たら、箱はグシャグシャだわ中身は(予想通りですが)やっつけ仕事だわでタダでもらいつつあまりのひどさにテンションダウン。ケチるなら作るなよ! といきり立ちつつ映画観ました。

クラッシュ

Crash
監督
脚本
ポール・ハギス
ボビー・モレスコ
原案
ポール・ハギス
出演
ジェニファー・エスポジート
ブレンダン・フレイザー
タンディ・ニュートン
ライアン・フィリップ
音楽
公開
2005年5月6日 アメリカ
上映時間
112分(劇場公開版)
114分(ディレクターズ・カット)
製作国
アメリカ

クラッシュ

ある寒い夜に起こった一つの事故から紡ぎ出される、アメリカの人種差別社会を軸にした群像劇。

シリアス版ロック、(以下略)。

5.0

大半の登場人物がいろんな話でつながっていく、いかにも「ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ」っぽい物語でしたが、アレとは対照的にまあとにかく暗い。笑える場面一切ナシ。場面も夜が多いだけにとにかく暗い。話も暗い。

何せ人種差別が軸としてこれでもかと話に出てくるので、ちょっと日本人には難しいというか、リアリティの無い話に感じられちゃったのが残念。

そもそも、舞台が結構昔ならまだしも、2000年代の話としてここまで差別はあるのか? という点が最初から気になってしまい、「いくらなんでもここまで差別の話で押さなくても…」と辟易した面もありました。

まあ、アカデミー賞受賞しただけにある程度はリアリティのある話なんだろうし、実際差別が色濃く残る地域(やそういう価値観の人)には珍しくないことなんでしょうが、それにしても、そういう話題だけ切り取ってつなげてるだけに、さすがにちょっとやりすぎというか、うんざり感は否めませんでしたね…。

これで最終的には「すげーいい話だった!」とでもなれば、もはや押しも押されぬ泣き上戸としては高評価した気がしますが、結局「普通の日常を通してみんな少し成長したよ」というような、良くも悪くも控え目な話なので、そのまま流れるように観賞終了。

ラスト近くでは少しほっこりした面もあったんですが、基本的には全体のトーンは変わらず、静かな映画なので、観賞中から余韻のテンションも変わらないまま。「なるほどねぇ」としか言いようが無いというか。

嫌いじゃないんですが、この映画を「すげーよかった」と言えるほど僕自身にまだ人物的な深みが無いらしく、さらっとした味わいしか残りませんでした。

ある程度長い人生を歩んで、いろんな経験をしてきた人ならもっと違った感覚が残るのかもしれませんが、それでもベースにあるのが人種差別だけに、日本人には少しなじみにくい話なのは間違いない気がします。

結局印象に残ったのは一つだけ。

「ドン・チードルってよく見ると鼻の穴デカイな」

っていう。

このシーンがイイ!

非常に淡々としてるので、特にコレが! っていうのもあんまり無いんですが、でも雪から始まるラストの感じ、ああいうのはベタですが好きですね。

シーンで言えば、黒人泥棒がバンで乗り付けて来てからの一連のシーン、かな。

ココが○

あくまで人間ドラマに重きを置いた話なので、当たり前ですが変な煽りがなかったのは良かったですね。

ココが×

気になったのはタイトル。絶対アクションっぽいと思われる気がするんだけど…。

ちょっと内容と違うんですよねー。タイトルの印象が。まあ僕は知ってて観たからいいんですが。

MVA

サンドラ・ブロックとか出てる割に、各人が本当に均等じゃないか、っていうぐらい「誰が主役」というような出方をしてないので、いつもとは違う意味で悩みましたね。

アイアンマン」で初代ローズ中佐をやってたテレンス・ハワードと、二代目ローズ中佐のドン・チードルが共演、というのもなんか面白かった。あ、でも同じシーンには出てきてないか。

ドン・チードルはどうしてもやっぱり「オーシャンズ」シリーズのバシャー役のイメージが強いんですよね。それだけあれがよかった、ってことなんですが。「同じギャグは嫌だ。違うギャグがいい」みたいなセリフが今でも印象に残ってますね。NextGAG! っていう。

で、結果。

ショーン・トーブ(ファハド役)

我ながら渋いチョイス。

アラブ系と間違われるお店の主人。なんとなく、佇まいがいいな、と。オッサン好きとしては。

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