映画レビュー0431 『ウィンチェスター銃’73』

今回はモノクロ映画。久々ですね。

年明け以降、イマイチ集中しきれていないことも多いとは言え、なかなか順調に消化しておりますなぁ。(独り言)

ウィンチェスター銃’73

Winchester ’73
監督
脚本
ロバート・L・リチャーズ
ボーデン・チェイス
出演
スティーヴン・マクナリー
ミラード・ミッチェル
音楽
ウォルター・シャーフ
公開
1950年7月12日 アメリカ
上映時間
92分
製作国
アメリカ

ウィンチェスター銃'73

射撃の名手、リン・マカダムはとある街の射撃大会に優勝し、「千に一つ」と言われる傑作のウィンチェスターライフルを手に入れるが、その時の対戦相手であり、長年のライバルでもあるダッチに奪われてしまう。しかしダッチも途中で寄った酒場でのポーカー勝負に負け、ウィンチェスターを奪われてしまう。

今でも観やすい。西部劇入門に最適かも?

7.0

「千に一つと言われる名銃」が様々な人の手に渡り、最終的にどこに収まるのか…という銃が中心の物語。「妖刀」と言われる刀が持ち主を不幸にしながらいろんな人の手に渡る…というのは結構よく聞くお話ですが、そんなニュアンスを感じる西部劇ですね。

なかなかこの「物中心」の話の展開は面白くて、狭い世界ではあるものの銃の所持者がコロコロと変わりつつ進んでいくストーリーはわかりやすくもあり、短めの上映時間も相まって飽きずに見られました。

主演も古い役者さんとは言え現在も名作と言われるような現代劇に出ているジェームズ・ステュアートなだけに、「西部劇専門」の役者さんばっかりの映画と比べれば割と抵抗なく観られるし、この時代の映画らしい手の込んでいないストレートなストーリーは「難しくてワカラン」ってな事態も起きにくいので、「これぞ西部劇」というストーリーではないものの、「西部劇って観たこと無いけどどんなんじゃろ」というような人が最初に観るにはうってつけな気がします。なんというか、時代背景がわかる映画として。

元々リン(ジェームズ・ステュアート)が手にした銃を因縁の相手であるダッチが持ち去っていくわけですが、終盤その二人の関係性も語られ、ありがちではありますが「おお、そうなのか」と若干の驚きもあり、今観てもなかなか楽しめる映画だと思います。非常にシンプルながら過不足の無い、色褪せない良作という印象。

ラストに関してはあっさりしすぎている気がして、そこはちょっと残念な気もしましたが、まあこれも含めて時代性なのかなと思います。

なかなかこの手の古い西部劇というのは、当時現役で観ていた人たち以外にとっては「今から観てみるぞ」という動機が働きにくいものだと思いますが、僕のようにたまたまBSでやってるのを発見した、というような場合は録画して観てみるのもいいのではないでしょうか。モノクロ映画の味わいも相まって、意外とスルッと入ってくる感じで楽しめます。

このシーンがイイ!

先住民(インディアン)との戦いはなかなかの迫力で良かったですね。

ココが○

上映時間の短さと、「銃の行き先」メインのストーリー。ただの決闘ものみたいな勧善懲悪感もないし、今でも楽しめます。

ココが×

ラストのあっさりさが一番残念なところでしたが、もう一点、大体銃を手にした人間が「あ、こいつすぐ死ぬな」ってわかっちゃうんですよね…。仕方ないとは言え…。

MVA

ヒロインのローラを演じていた女優さん、後に「ポセイドン・アドベンチャー」で元水泳選手のおばちゃんを演じたと知ってビックリ。もちろん若いから綺麗ということもあるんですが、全然想像つかなかった…。

それはさておき、今回のMVAは…

ジェームズ・ステュアート(リン・マカダム役)

ベタすぎますが、やっぱりこの人の安定感っていいんですよね。映画が締まるし、特にかっこいい! ってわけでもないのに華があるような。

この時代のスターは今のスターよりも重いものだと思うので、それだけにやっぱり持っているものがあったような気もします。

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