映画レビュー0897 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』

これまたネトフリ終了間際ってやつですよ。奥さん。

世間的にはなかなか厳しい評価で無かったことにされたっぽい女性版「ゴーストバスターズ」の監督&主演コンビの映画ですね。

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

Bridesmaids
監督
脚本

クリステン・ウィグ
アニー・マモロー

出演

クリステン・ウィグ
マーヤ・ルドルフ
ローズ・バーン
メリッサ・マッカーシー
ウェンディ・マクレンドン=コーヴィ
エリー・ケンパー
クリス・オダウド
ジル・クレイバーグ

音楽

マイケル・アンドリュース

公開

2011年6月5日 アメリカ

上映時間

125分

製作国

アメリカ

視聴環境

Netflix(PS3・TV)

ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン

嫉妬でShit! 結婚(を見送るの)はつらいよ。

8.0
親友が結婚、嬉しさ半分嫉妬半分で山盛りトラブル
  • 親友の結婚を素直に喜べない女子の天才的なトラブルメーカーぶり
  • 同じ花嫁介添人たちといろいろありつつ無事結婚を祝えるか
  • 完全に女性メインながら男でもゲラゲラ笑える
  • クリステン・ウィグのコメディエンヌっぷりが堪能できる

あらすじ

ご存知クリステン・ウィグが脚本兼主演の映画ということで、彼女による彼女のための映画的な、彼女のコメディに対する圧倒的なポテンシャルを見せつける映画ではないかなと思いますね。まー笑わせてもらいましたよ。

例の通りあちらの結婚についてまったく詳しくないわけですが、タイトルの「ブライズメイズ」というのは花嫁介添人のことだそうです。

その花嫁介添人も1人ではなく複数いるんですが、その中でも「メイド・オブ・オナー」と呼ばれる、言わば花嫁介添人のリーダーとなる人物がいまして、それが早い話が「一番大切な親友」として文字通り名誉あるご指名になるんでしょう。

この映画の主人公、クリステン・ウィグ演じるアニーは、結婚することになった親友・リリアンからその「メイド・オブ・オナー」のご指名を受け、そうでしょうそりゃそうでしょうと思いつつ色々と彼女のためにプランを練るんですが、同じく“ブライズメイズ”に指名された、リリアンの上司の妻でセレブ美人のヘレンが彼女のプランにいちいち横槍を入れてくる形で…まあ早い話が意地の張り合いになるわけです。

おまけにアニーが計画した諸々はことごとくトラブル続きでブライズメイズ一同も大迷惑、「こういうことに慣れている」ヘレンにお任せした方が良いんじゃない…? 的な雰囲気が醸成されていく中、自分自身の人生もうまく行かずにどん底に落ちていくアニー、果たして無事リリアンの結婚をお祝いすることができるのか…? というお話です。

ブライズメイズ、全員ヤバそう

この映画に登場する“ブライズメイズ”は、「メイド・オブ・オナー」に指名されたアニーとセレブ美人のヘレンの他、リリアンのいとこである欲求不満のリタ、同僚で新婚のベッカ、そしてリリアンの婚約者の妹であるメーガンの5人が登場するんですが、それぞれが…まあ当然ながら個性豊かで、それぞれがなんらかのトラブルメーカー感を醸し出しているというなかなかパワフルな面々です。

特にリリアンの義妹になるメーガンのキャラクターがなかなか香ばしくてですね。演じるメリッサ・マッカーシーもさすがやで、と。「ハングオーバー」で言うところのザック・ガリフィアナキス的な存在感で魅せてくれます。(あそこまで痛くはないけどなかなかの痛さ)

逆説的ではありますが、順調に滞りなく計画が進めば特に問題のない人たちなんだろうと思うんですが、何せアニーの計画は常にトラブルが発生し、おまけにアニー本人もあまり反省もせず酒に飲まれたりしちゃうしでなかなかひどいわけですよ。

そうなってくると…なんでしょうね、人間的なあるあるだと思いますが、各々が地を出してきちゃうんですよね。計画に沿っていい子でいようとせず、「どうせうまくいってないしこうしようよ」みたいに自分の欲求を出してくるんですよ。

となるとなおさらうまく行かず、結果的に現状はよりひどくなっていく…という目も当てられない状況をゲラゲラ笑いながら見守る、そんな映画です。

主人公の環境がひどすぎワロタ

一応中心となるのは「リリアンの結婚を無事終わらせるための諸々」ではあるんですが、その役割を担うことになるアニーの環境がとにかくひどく、それ故に計画にも暗い影を落としていく気の毒さにまた笑うわけです。

まず彼女は独身で、一応金持ちでイケメンのセフレはいるもののあからさまにセフレ以上にはなれないオーラをあちこちから振りまかれており、早い話まずこの男がかなりのクソチンコ野郎なんですよね。

そんな関係をズルズル続けながら、潰れてしまった自分のお店を眺めては落ち込み、知り合った男性にもうまく接することができず、同居人の兄妹はおそらく登場人物中最も話が通じないっぽい頭のオカシイ兄妹ってことで住む家すら落ち着かない。ってかなんであの兄妹と同居してんだよ感がすごい。どう考えても負の側面の方が大きそうなのに。

彼女の現在の仕事は宝石店の店員なんですが、場所柄幸せそうなカップルの接客をする必要があるものの自らの境遇でやさぐれちゃってるもんだからこれまた不用意な発言によってナチュラル営業妨害を働くという体たらくで、とにかくすべてが上手く回っていないわけです。

そんな人が結婚に関するアレコレを計画する、なんて自殺行為じゃねーかと思いますが実際自殺行為になってしまい、ひどいだの下品だの言いつつもあまりにもひどすぎて笑う、という。

展開自体はおなじみなので過度な期待は禁物

そうやって何をやってもうまく行かず、自信を失って自分の殻に閉じこもりがちになる彼女…からの展開は正直お馴染みすぎてどうでもいいです。またこのパターンかよ感すごい。

ただ「普通そこまでひどい状態になる?」と思うぐらいにアニーの状況がひどくなっていくと同時に彼女自身も悪態をついてくれるので、もう清々しいぐらいにダメ人間だな、って笑っちゃいましたね。

観てる方は「そりゃうまくいくわけないわ」と思うんですが、良くも悪くも自分に素直(というかおそらく気を遣う余裕が無いぐらいにしんどい状況なんだと思われます)な彼女の姿は笑うしか無いような。これコメディじゃなかったら痛すぎて観てられないぐらいにひどいんですよね。もう。

ただそれだけコメディとしてはしっかり笑わせてくれる作りになっているとも言えるので、気楽に「コメディ観たいぜ」ってな時には悪くないチョイスじゃないかと思います。

世の中の評価を見る限りでは割と好きと嫌いがはっきり分かれるタイプの映画のようですが、僕としては結構笑わされたので楽しませて頂き満足でございますよ、と。

ネタバレメイズ

いやーやっぱり警察官のネイサン(クリス・オダウド)とくっついちゃう展開がね。結局それかよ感すごくて。

ラスト手前でもう少し丁寧に二人の仲直りを描いてくれたらまたちょっと違ったと思うんですが、直前までネイサン激怒したままじゃないですか。どこで翻意したんだよ、って言うのがちょっと納得できなくて。あれはやっぱり強引にラブコメ的めでたしめでたし感出してきちゃってたのが残念でしたね。

メーガンが励ますシーンも良いんだけどちょっと唐突な感じはしました。これまたもうちょっとメーガンがアニーを認める下りみたいなものが欲しかったよなぁ。あんな頭おかしそうなのにいきなりいいやつっぽい違和感。

このシーンがイイ!

一番笑ったのは飛行機のシーンかな? アニーと客室乗務員とのやり取りが最高。

ココが○

クリステン・ウィグのコメディエンヌっぷりを堪能するには一番良い映画だと思いますね。とにかくひどい。接客の態度とかひどすぎてもう。フェラのモーションうますぎでしょ。

ココが×

やっぱり終わり方がベタすぎるのでそこはすごく不満です。

結構ひどい話なだけに、最後も「うわひでぇ」って思わせて欲しかった。

MVA

普通に選べば間違いなくクリステン・ウィグなんですが、今回この映画で初めて観た彼女にとても心惹かれたのでこの方にします。

エリー・ケンパー(ベッカ役)

リリアンの同僚で新婚のブライズメイズ。男性経験は旦那だけ。

もう単純に「うわっ、この人かわいい」って気になっちゃってずっと観てましたね。間違いなくブライズメイズの中では一番存在感が薄いキャラなんですが。

いかにも天然っぽいニコニコキャラで、彼女に惹かれる時点で自分で言うのもなんですが「男っぽいチョイス」だとは思います。多分女性目線では一番気に食わないキャラなんじゃないかと。

でもかわいかったんだよ! いいじゃないか!! ってことで。調べたらネトフリオリジナルの連続ドラマで主演しているとのことで、即観てみました。このドラマもこの映画ぐらいくだらない感じで笑いましたが。

元々コメディ系の女優さんらしいんですが、あんまりコメディエンヌっぽい雰囲気じゃないと思うんですけどね。そこがまたいいなと思いつつ他でもちょっと観てみたい。

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