映画レビュー0115 『髪結いの亭主』

本日最終便はまたもルコント作品。

髪結いの亭主

Le Mari de la coiffeuse
監督
脚本
パトリス・ルコント
出演
アンナ・ガリエナ
音楽
公開
1990年10月3日 フランス
上映時間
82分
製作国
フランス

髪結いの亭主

子供の頃からの夢であった「理容師の妻」を手に入れたアントワーヌ。お互いが燃えるように愛し合い、幸せな10年が過ぎていく…。

文学的官能映画。

7.0

エロスですねぇ。たまらなくエロスな作品でした。

もー、特に少年アントワーヌの気持ちなんて痛いほどよくわかる。男ってこういうもんですよ。すごいわかる。

願い続けてきた夢を叶え、しかも奥さんは優しくて綺麗。

「そそそ外からみみみ、見えちゃうよっ!」

とかいう下世話な観客の気持ちもお構いなく、愛し続ける日々。二人は本当に幸せだったんでしょう。

出会いから結婚に至るまでの唐突さに少し疑問符は付くものの、言ってみれば「運命」だったんでしょうね。こんな出会い、してみたいもんです。

が!

運命だったが故の展開にビックリ。なるほど、確かにそう考える人もいるでしょう。

なんとなく、フランスならではの情熱的な愛情が交錯してこんなお話になったのかな、と思います。日本人がやったらちょっと違和感が出そうな話ですが、そこはやっぱりおフランスということで。

ストーリー自体もそうですが、やはりこの映画は映像の味が深い。

本当に“男子目線”で展開されるシーンの数々はお見事。興奮しちゃってもしょうがないんですが、興奮しました。えへ。

ただ、その興奮も無駄ではなくて、観客が興奮する=主人公の奥さんへの想いが理解できる、という演出になっているので、やはりストーリー展開にはいろいろ思わされるものがありました。

男性的な感情移入としてはすごくうまい、文学的なエロスに満ちあふれた作品ですね。女性から観たらどうなんでしょうか。共感したりするのかな…。

このシーンがイイ!

あちこちいろいろ感じ入るシーンがありましたが、一つ挙げるなら雷雨でのまぐわいシーンですね。まぐわい。

情熱的で、その後の展開を思うとまた…。

ココが○

んー、なんなんですかね~。やっぱりこの人の作品って、独特の味わいがありますよね。映画自体の佇まいというか…。そういうのはやっぱりスゴイ。

知らずに観ても「あ、ルコント?」って思いそう。特にわかりやすく奇をてらってたりするわけではないだけに、スゴイ。

ココが×

正直、かなりエロいです。

入ってるとか見えてるとかそういうんじゃなくて、精神的にすごくエロい。だから子供は観ちゃダメ!

っていうか子供は良さがわからないと思うけど。

MVA

ほぼ二人芝居で他は添え物という感じなので、二択になるわけですが、男性目線ではやっぱり!

アンナ・ガリエナ(マチルド役)

髪結いの妻、その人。

最初に主人公が憧れていた髪結いの人はさすがに肉感的すぎて。

そのギャップを狙った部分もあるんでしょうが、より美しさが際立ったような。情熱的で、綺麗で、優しく、そしてエロい妻。男性の理想です。

いつまでもそんな理想を掲げる子供、っていうのが男というものです。いいキャスティングでした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA