映画レビュー1055 『ナチョ・リブレ 覆面の神様』

月末終了の中から選んだ最後の一本。

ちょっと重めの映画が続いたので、気楽にジャック・ブラックでも観るかなって感じですよ。そんなノリですよ。

ナチョ・リブレ 覆面の神様

Nacho Libre
監督

ジャレッド・ヘス

脚本

ジャレッド・ヘス
ジェルーシャ・ヘス
マイク・ホワイト

出演

ジャック・ブラック
エクトル・ヒメネス
アナ・デ・ラ・レゲラ
リチャード・モントーヤ
ピーター・ストーメア
セサール・ゴンザレス

音楽
公開

2006年6月16日 アメリカ

上映時間

92分

製作国

アメリカ

視聴環境

Netflix(PS4・TV)

ナチョ・リブレ 覆面の神様

ジャック・ブラック好きにしか響かなそうな程度には微妙。

5.5
貧困修道院を救うべく(というテイで)プロレスラーになる給仕係
  • 修道院でもう少しマシな食事を提供したい給仕係、一石二鳥的にレスラーに
  • 当然ながら負け続けるもお金は入るし人気にもなる
  • ついでに美人シスターもゲットしちゃおう的コメディ
  • ストーリーは割とひどく、他の目的が無いと厳しい

あらすじ

ジャック・ブラック主演のプロレス修道院コメディ、ってところでしょうか。なんだそのジャンル。

ということで主人公はジャック・ブラック演じるイグナシオ。彼は修道院で給仕係を務める(一応は)神に仕えるお方です。

彼が暮らす修道院はとても貧しく、また彼自身も料理に興味がないのか提供される料理は最低レベル。見た目もゲロかヘドロかなんなのかわからないぐらいにひどい。

ある日「野菜が食べたいよ…」とこぼしたキッズに「これはなんとかしてやらないと!」と奮起したイグナシオ、昔から夢だったルチャリブレ(国民的人気を誇るメキシコのプロレス)の選手になるぞ、と以前食料を奪い去った激ヤセ男(その名もヤセ)を引き入れ、タッグレスラーとしてリングデビュー。

当然ながらまったく勝てないものの、それなりにファイトマネーがもらえるために修道院の食事もそれなりに良くなり、また彼の暮らす修道院に新しくやってきたシスター・エンカルナシオン(アナ・デ・ラ・レゲラ)がかわいすぎるもんでモチベーションもアップ。

修道院には黙ってレスラーとして試合に出つつ、エンカルナシオンをデートに誘ったりしながら日々を暮らすイグナシオですが…やがて大きな問題が発生…! どうなるイグナシオ…!(適当なあらすじ)

飲んでたら盛り上がっちゃって作ることにしたんじゃない?

もーね、はっきり書いちゃいますけどマジでストーリーは期待しない方が良いですよ。もうグダグダというか、とりあえず行きあたりばったりで適当に進んでそれなりの着地点を用意しました感のあるテキトー話です。ぶっちゃけ。

コメディというのを含んだ上でもなかなかのいい加減っぷりで、ちゃんと観ると損します。間違いなく。

特に大きな目的もなく、なんとなくやりたかったレスラーになって強くないのにうまく行っちゃって、でも話が弱いからとりあえずヒロイン出してアレコレさせて、流れでなんとなく大きい試合が組まれてピークを迎える、って感じでどうにも芯がないんですよね。

一応敵役的な存在として大人気レスラーが登場するんですが、彼も最初っからイグナシオと因縁があるならまだ盛り上がったもののそういうわけでもなく、途中参戦でいきなり目標にされるのでこっちの感情的にも「よーしやってやれ!」とならないのがなかなかつらい。

一応この話にはモデルになるような人物がいるらしく、その方はメキシコではかなりの人気を誇っていてなかなかいい話っぽいんですが、監督とジャック・ブラックが飲みながらその話をしてたら盛り上がっちゃって「ここをこうしてコメディ的にやれば面白くなるんじゃね?」みたいなものすごくお手軽に作っちゃった感じが強い。映画もいい加減なのでこっちもいい加減に想像してますけども。それぐらいに観ていて惹かれる面が少ない物語でした。

ジャック・ブラック好きなら必見、それ以外は…

まあでも腐ってもジャック・ブラックですからね。もう本当に物語的にはどうでもいいシーンでちょいちょい笑わせてくれるのがさすがでした。

話としては(言葉は悪いですが)子供だましもいいところなので、もはやこれはジャック・ブラックを見るためだけの映画と言っていいと思います。ジャック・ブラックが好きな人が「やっぱジャック・ブラックたまんねーな」とニヤニヤしながら観る映画でしょう。

僕もこれをおヒューがやってたらニヤニヤしながら「最高だな」って観ていたと思うので、もう完全にそう言う映画です。ファンムービーというか。

なので逆に言えば、特にジャック・ブラックに思い入れがなければ間違いなく観なくていい映画だと思います。時間がもったいない。それぐらいに物語がフニャフニャでした。

映画をなめてるとか簡単に金を稼ごうとしてるとかそういうんじゃないんですよ。フニャフニャなんです。脱力系というか。多分スタッフは誰一人として全力を出してしんどい思いして作ってないと思う。結婚式のお祝いムービーを作るぐらいの気合い感。勝手に言ってますけども。

そこが良いっちゃ良いんですが、僕としてはかなり期待ハズレで完全に他の観とけりゃ良かったなと後悔しました。コチラからは以上です。

このシーンがイイ!

これはイグナシオがエンカルナシオンをデートに誘って謎のポーズを決めるシーンですね! 謎すぎて面白かった。

あとイグナシオが試合前に歌うシーン。曲ぐらいアテてやれよっていう。あそこも笑いました。

ココが○

ジャック・ブラックはさすがにいろいろと笑わせてくれるので、そこが唯一の見どころでしょう。

ココが×

なんだかんだやっぱりストーリーでしょうね。もう少し頑張れよ…。

MVA

ということでジャック・ブラック…にしても面白くないのでこの人に。

アナ・デ・ラ・レゲラ(シスター・エンカルナシオン役)

ヒロイン。

アナ・デつながりでアナ・デ・アルマス系のかわいさ。まあどっちも南米系なので近いのも当然かもしれません。(厳密に言えばアナ・デ・アルマスは南米ではないんですけど)

シスターっぽさもすごく出てたし、そりゃージャック・ブラックも惚れるよねという納得感。なかなかいいヒロインっぷりでした。

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