映画レビュー0170 『パリで一緒に』

これからちょっと、ヘプバーン特集の予定。特集って言っても2~3本だけど。ただ続けてだと飽きるので間に他の映画挟むかも。ってどうでもいいですね。

パリで一緒に

Paris When It Sizzles
監督
リチャード・クワイン
脚本
原作
『アンリエットの巴里祭』
ジュリアン・デュヴィヴィエ
アンリ・ジャンソン
出演
ノエル・カワード
グレゴワール・アスラン
音楽
公開
1964年4月8日 アメリカ
上映時間
110分
製作国
アメリカ

パリで一緒に

脚本家のベンソンの元にやってきたタイピストのガブリエル。彼女にインスパイアされたベンソンは、まったく進んでいなかった脚本を書き始める。

いかにもなラブコメ。

5.0

脚本家が脚本を語り、それをタイプするタイピストがその脚本の実写としてともに主演を勤め、「劇中映画」と実際のストーリーが交互に展開、お互いの気持ちがシンクロして…というような映画なわけですが、これはもうストーリーが良いの悪いの言う映画ではないですね。まさに(まだ数本しか観てませんが)ヘプバーン映画らしいというか、「すぐにウットリしちゃうちょっと流されやすい美人」といういかにも男が好きそうな女性像をヘプバーンに演じさせ、ラブコメっぽく作り上げる、というお決まりのパターン。

そもそも僕自身が恋愛モノに辛いというせいもあるんでしょうが、特に取り立てて面白かったぜ! という部分はありません。ヘプバーンで無ければ成り立たない映画だろうし、時代性としても今「作る」にはしんどい。

ただ、「観る」なら別でしょう。ヘプバーンで無ければ成り立たないというのは、=ヘプバーンだからこその魅力が全開とも言えるわけで、まーやっぱりこの人はキュート。かわいいとか綺麗とか言うより、「キュート」っていう言葉が似合う。

この映画の時点で30代半ばなんですよねー。ふとした瞬間に若干歳を感じる面はあったと思いますが、それでもやっぱりめちゃくちゃ若いしキュート。超かわいい

結局ヘプバーンありきで「ヘプバーンを観ましょうね」という映画なので、内容についてどうこう書こうとも思いません。

ただ、今でこそ「劇中映画」という作りは珍しくないかもしれませんが、言葉遊びの面白さなんかもちょっとあったりして、その辺は結構楽しめるかもしれません。

…にしても、やっぱり「劇中映画」の展開とか演出自体、時代を感じる面は否めないんですが。もっとも、その辺の古さがいい、「やっぱ映画ってこれだよね」って思いたくなるのもわかる気はします。平和な空気というか、「あざとさ」の見えない作りというか。

僕は別にハマりはしませんでしたが、この時代の映画が持つ特有の雰囲気はやっぱりあると思うし、そこにヘプバーンが彩りを添える味わいの良さ、みたいなのはわかります。今の時代にこれだけ華のある人っていうのは、時代背景的にももう出てこないでしょうからね…。

まったく女っ気の無い腰痛(ちょっとよくなってきました)親父が言うのもなんですが、「男の人ってどういう仕草が好きなんだろう?」とか思う女性は、ヘプバーンを観ると結構勉強になったりするんじゃないかなぁと思うんですがどうでしょうか。

彼女は確かに見た目も抜群ですが、実は多分、動きとか表情の方が「男キラー」っぷりを発揮してるんじゃないか…と思うんですよねぇ。もっとも僕もそれなりの歳なので、僕の見方自体古い可能性は否めませんが。

でも彼女の魅力は普遍的なものがあると思うんだけどなぁ…。

このシーンがイイ!

もう要所要所で登場する、ヘプバーンの「ウットリフェイス」。これしかありません。あれはもう…男ならイチコロですよ。

ココが○

いかにもな展開、いかにもな音楽、いかにもなヘップバーン…と、その辺のお決まりな感じが良い部分なんだと思います。

別に「面白かった」という映画では無いんですが、何となく流れてると観ちゃうような不思議な魅力もある気がするし…ってそれこそヘプバーンのなせる技なんでしょうが。

ココが×

これも繰り返しになりますが、ストーリーを追って「すごい!」とか「新しい!」とか「ドキドキする!」とかいう類の映画ではないので、観て特に何かを感じる映画ではないと思います。

こういう言い方はすごい嫌いなんですが、イメージ的には「ファッションとして映画を観る」ってやつでしょうか。僕の求める映画の形ではないです。

MVA

なーんかやっぱりヘプバーンと並べると、相手役の男はみんなただのおじさんに見えるのは気のせいでしょうか…。ということで今回も当然。

オードリー・ヘプバーン(ガブリエル・シンプソン/ギャビー役)

最近秘かに「30代の女性がキテる」説を胸に抱いているわけですが、その原型というか…まー30代の彼女、キュート。ソーキュート。この人はやっぱり…別格ですねぇ。“華”っていう言葉が一番ピッタリ来ると思います。

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