映画レビュー1510 『レイダース/失われたアーク《聖櫃》』

今回は言わずと知れた一作ですが、幼少期に一度観てはいるもののクライマックス以外の記憶がまるでないので、配信終了が迫ってきた今回改めて観てみるかな、ということで。

レイダース/失われたアーク《聖櫃》

Raiders of the Lost Ark
監督
脚本

ローレンス・カスダン

原案
出演

ハリソン・フォード
カレン・アレン
ジョン・リス=デイヴィス
ポール・フリーマン
ロナルド・レイシー
ヴォルフ・カーラー
アンソニー・ヒギンズ
デンホルム・エリオット

音楽
公開

1981年6月12日 アメリカ

上映時間

115分

製作国

アメリカ

視聴環境

Amazonプライム・ビデオ(Fire TV Stick・TV)

レイダース/失われたアーク《聖櫃》

サービス精神旺盛な映画の原型(かも)?

8.0
ナチス・ドイツが狙う「聖櫃」を、先に手に入れるよう依頼された考古学者インディアナ・ジョーンズ
  • インディー・ジョーンズシリーズ1作目
  • オカルト考古学トレジャーハントアドベンチャー映画の走り
  • 遺跡の罠にカーチェイスに銃撃戦にと今に続く娯楽大作のアレコレが詰まった一本
  • 続編を観るなら観ておきたい一本

あらすじ

印象通り、ほぼ初見かなってぐらいクライマックス以外記憶になく、非常に新鮮な気持ちで観られました。

プリンストン大学の考古学教授、インディアナ・ジョーンズ(ハリソン・フォード)は講義を受け持ちつつ世界各地の秘境や遺跡を探検するトレジャーハンターです。
ある日彼の元にアメリカ陸軍から「ナチス・ドイツが発掘しようとしている聖櫃を彼らより先に手に入れる」よう依頼が来ます。
聖櫃の在処を示すキーアイテム「ラーの杖飾り」は彼の恩師が持っているんですが恩師は行方不明とのことで、インディは彼の日記を手がかりにネパールの寒村へ向かいますが、そこで待っていたのは恩師の娘でありかつての恋人でもあったマリオン(カレン・アレン)でしたとさ…!
渋々協力する形になったマリオンとともにエジプトへ向かうインディ、しかし終始追ってくるゲシュタポエージェントもいまして…果たしてどうなる!

シリーズ1作目

言わずと知れたインディー・ジョーンズシリーズ1作目。タイトルは「レイダース」ですが、最近は同シリーズとわかるように「インディー・ジョーンズ/レイダース 失われたアーク《聖櫃》」のタイトル表記もあるようです。(アマプラもそうなってました)
僕は確か…小学生ぐらいのときですかね、レーザーディスク(時代すぎる)で一度観ているんですが、ほぼ大半寝ていてクライマックスのシーンだけ起きてなんか怖いなと恐怖を感じていたことだけは覚えていて、改めて観て実際そのシーン以外の記憶はまるでありませんでしたよ、と。
後のシリーズも一応観ているんですが、2はやはり幼少期なのであまり記憶になく、劇場で観た3〜5はそこそこ覚えてるよという感じ。
5なんてつい最近ですが、そのつい最近のものでも同じ登場人物が出てきたりしているので、当たり前ですがシリーズを観ていく上で重要な一本と言えるでしょう。
また詳しくは知りませんがこの手の「オカルト含みのアドベンチャートレハン映画」的なジャンルにおけるパイオニアであることは間違いないと思われるので、その他の同ジャンル映画やゲーム(トゥームレイダーとか)に与えた影響を考えるとかなり大きな存在感のある映画ではないでしょうか。

今回改めて観てみて、正直「今となっては…」なところも結構あるにはあるんですが、それよりもやっぱりいわゆる“冒険活劇”的なジャンルの方向性を決定づけたエポックメイキングな作品の印象が強く、あらゆる面で観客を楽しませようとするサービス精神旺盛な映画の原型のような作品に見えました。
謎解きや遺跡の罠といったいかにもインディー・ジョーンズなものに加え、カーチェイスや銃撃戦、格闘技のバトルまで他のジャンルでもよく見るものも盛り込んでとにかくてんこ盛り。
今だったらもっとテンポ良く盛り込んでくるかなとは思いましたが、それにしてもこの当時はかなり「手に汗握る」傑作だったことは間違いなさそうです。
逆に言えば今の映画もこれと同じような見せ場が手を変え品を変えで盛り込まれている“だけ”とも言え、だからハリウッド映画は飽きちゃうのかなと逆に感じたぐらい(当時としては)意欲的な娯楽大作だったのかなと思います。
唯一記憶していたクライマックスも、理論はよくわからないものの今観てもインパクトが強いシーンになっていて、なかなかいい見せ場なんですよね。強烈で。
小さい頃に観たら夢に出そうだな、みたいな。そっちの記憶はないんですけど。

今もあまり変わらないのが問題

そんなわけで改めて観てみたわけですが、フォーマット的にはもうすでにこの1作目で完成していたように思えるぐらいに完成度の高い、今観ても面白い一本だと思います。
むしろここからあまり成長していない現代の娯楽大作の方が問題で、見栄え(CGとか)は圧倒的に良くなっているものの中身はさして変わっていないのが残念というか。なんならセットで作ってたこの頃の方が豪華に見えるし今となっては贅沢だし。
できることなら中身で「これは観たこと無いな」と思えるような娯楽を作り出してほしいところですね。ハリウッドさんには。

なお同シリーズの続編も配信終了が迫ってきており、このあとも続けて観ていく予定です。
その時はまたよろしくどうぞ。

このシーンがイイ!

撮影時のエピソード(ハリソン・フォードが調子悪くて銃であっさり対決にした)も聞いていただけに、やっぱり中ボス然として登場したキャラとの対決シーンは感慨深いものがありましたね。

ココが○

適度に笑いも織り交ぜつつの明るい冒険活劇、逆に今となっては珍しい(シリアスな方がウケる)気がするので意外と貴重だなと思いました。ただもうこすられすぎている形なので「珍しくなった」のも仕方がないとも思うんですが。

ココが×

もうご存知シリーズすぎて、また他のこの手の創作物でも諸々使われすぎているので大体どうなるかがわかってしまう側面はあります。
これは有名映画の宿命みたいなものなのでそこを突っつくのも酷なんですが…。

MVA

今回改めて観た結果、この人かなぁと。

カレン・アレン(マリオン・レイヴンウッド役)

インディの元カノでヒロイン。
シリーズを観ている方はご存知の通り、このあと長い時を経て4と5で再登場するんですが、若い頃を観たのは(記憶的に)初めてで、なるほどこんな感じだったのかと感慨深いものがありました。
男勝りでかっこよく、そしてかわいいと。
この手の映画“らしい”ヒロイン像で、このヒロインもまた後続に影響を与えたのではないかな…と適当なことを言っております。知らないけど絶対そう。

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