映画レビュー0981 『ランペイジ 巨獣大乱闘』

本日のネトフリ終了間際シリーズはこちら。

なんか一時期妙に巨大化ブームみたいなのがあったような気がするんですが、そのピークに登場したような気がしないでもないやつです。

ランペイジ 巨獣大乱闘

Rampage
監督

ブラッド・ペイトン

脚本

ライアン・イングル
カールトン・キューズ
ライアン・J・コンダル
アダム・スティキエル

原案

ライアン・イングル

出演
音楽

アンドリュー・ロッキングトン

公開

2018年4月13日 アメリカ

上映時間

107分

製作国

アメリカ

視聴環境

Netflix(PS4・TV)

ランペイジ 巨獣大乱闘

スタート時点でオチまで見えちゃう。

6.0
とある企業の実験で動物が巨大化&凶暴化、アメリカに危機が訪れる
  • 一民間企業の野望によって巨大化生物が爆誕
  • “動物と会話できる元特殊部隊員の学者”が事態を収拾するべく奔走
  • なかなか死なない主人公チートがすごい
  • CGがやや軽く見えて迫力が今ひとつ

あらすじ

ブームがあったような気がしたとか言いながら、これと「キングコング: 髑髏島の巨神」ぐらいしか思い出せないんですけどね。っていうかあっちもゴリラでこっちもゴリラ、なんでかぶらせたんだろ…。

物語はある宇宙ステーションから始まります。ここでは何らかの実験を行っていたようですがトラブルが発生し、研究していた博士が「地球に逃げてもええか」と本社に打診するも「ただ逃げるのは許さへん、研究成果を持って帰ってきぃや」とせっつかれ、決死の覚悟で何らかのサンプルを持ち帰って間一髪脱出成功…と思いきや無残にも宇宙船は大破してしまいます。

そのため問題のサンプルは隕石のような形でアメリカ各地(今思うと範囲狭くね?)に落下、近くにいた動物たちがその“サンプル”から発せられた謎のガス状のものを吸い込んだことで徐々に巨大化&凶暴化していくわけです。

その動物の中には、元特殊部隊員で今は霊長類学者として活動しているデイビスと言葉をかわす“友人”のゴリラ・ジョージもいて、彼を止めようと奔走するデイビスはこの事態に気付いた元遺伝子研究者のケイトとともに政府機関に拘束され、なんやかんやあってこの二人が事態解決の鍵を握る存在になっていくよ、というお話です。

すべてが予想通りで意外性のかけらもなく

経緯上、巨大化生物は一民間企業の陰謀というか儲けのために作られた、言わば人災ではあるんですが、特にその辺を深堀りすることも無く、非常にオーソドックスな娯楽パニック映画的な内容になっております。

まあ詳細は書きませんが、序盤で主人公と仲のいいゴリラがご紹介され、挙げ句彼が巨大化&凶暴化して悲劇性を増していく…んですが、その関係性から大体流れが読めちゃうのが悲しい。

もう完全にその流れのまま最後まで引っ張ってくれるし、「これきっとフリなんだろうなぁ」というやり取りも見事に“それっぽく”回収してくれる意外性のかけらもない物語でしたよ、ええ…。申し訳ないんですけどね…。

決してつまらない映画ではないんですが、もうありとあらゆる要素が見事なまでにお決まりの展開を見せてくれるので、「思ったより面白かったな」と思える要素が何一つ無いのがつらいところ。

メインの展開にしてもそうだし、悪役(企業側)の二人の顛末にしてもこの上なく予定調和だし、政府の捜査官ラッセル(ジェフリー・ディーン・モーガン)の立ち位置にしても既視感がすごい。

なかなかこれほどまでに「まあそうだよね」と頭の中で予想した展開をトレースしてくれる映画も今どき珍しいぐらいにベタ中のベタな映画でした。

予想外だったのは仰々しく登場した割にあっさり退場となった傭兵のリーダーぐらいでしたね…。あれはあれで笑っちゃったけども…。

CGが少し弱い

また僕は「キングコング」で「単純にデカいだけでなんかすごいな!」と思わされたんですが、この映画の巨大化獣たちはでかくなりきった時点での活動場所がオフィス街なので、確かに比較して大きいのはわかるんですがイマイチ「うわデケぇなこれどんだけデカいんだよ」みたいな未知の楽しみも特になく、想像できる範囲だったのが思いの外がっかり…というか盛り上がりませんでした。

「キングコング」は山奥の自然が舞台だっただけに、なんとなく「急に現れた巨大感」みたいなのが味になってたような気がするんですよ。これを観たあとだと。そもそもあっちの方が単純にデカかったんじゃないかって気もするし。

対してこっちは巨大化した連中が高層ビル群に放り込まれる形になるので、街を破壊していく災害的側面は強いものの、単純に「デケぇな!!」という驚きは意外と無いもんなんだなと妙に冷静に観てしまう部分がありました。

またその高層ビル群での活動描写にしても、どーも全体的に軽いんですよね。すごい細かい部分なんですが。

最初に主人公のいた事務所からガラスを割って脱走するシーンで「ん?」と思ったんですが、そもそもCGの作りが甘いように見えました。

僕はCGのリアリティでかなり大きなウエイトを占めるのが“重さ”の表現だと思うんですよね。ウエイトだけに。

少し前の映画だとその重さの表現がイマイチうまくないので、どうしても作り物感が強く出ちゃうしリアリティが一歩劣って見えちゃうわけです。「不気味の谷現象」みたいなもんですね。

この映画は最近の映画にも関わらずそういう面が割と強く感じられて、「デカくて凶暴で迫力がすごい」はずの獣たちがイマイチ軽く、それ故にあんまりのめり込めなかった面がありました。

これは本当に残念でしたね。ここの表現の善し悪し、ってかなり大事だと思うんですよ。巨獣大乱闘なんだから。

タイトルの割にこじんまりとまとまった残念感

あとはまあ当たり前ですが主人公が死ななすぎて笑いましたね。チートすぎて。普通だったら何回死んでるんだよ、って。

それはドウェイン・ジョンソンのキャラにもあってて良いんですが、だったらもっとやりすぎてほしかったなーというのもあり。

総じてすべて予想通りの中身に収まる(内容とは裏腹に)こじんまりとした映画になっちゃっていたのがつくづく残念。

繰り返しますが面白くないわけではないんですけどね。ただもうちょっと思い切りよく振り切っちゃっていいと思うんだけどなぁ。もっとバカバカしい映画なのかと思ったら割とシリアスに展開したのもある意味では期待を裏切られた形になったのかもしれません。

比べる必要もないんですが、僕としては「キングコング」の方がだいぶ面白かったかな〜という印象。

このシーンがイイ!

うーん、特には…。

ココが○

僕が一番この映画で気に入ったのは「ドウェイン・ジョンソン死なねぇwww」ってところなので、終盤の鉄人っぷりは逆にもっと押し出して欲しかったところ。

ココが×

もう何もかも予定調和なので、そこはもうちょっとがんばれよと思います。裏切りがなさすぎる。

MVA

エナジン社(元凶)の弟の方がニセジェシー・アイゼンバーグっぽくて笑いましたね。かなりイメージかぶってました。

んで、まあぶっちゃけ誰でも良いんですが…この人かなー。

ジェフリー・ディーン・モーガン(ハーベイ・ラッセル役)

政府機関の捜査官。

この人の立ち位置もベタすぎてアレなんですが、ただこの人結構好きで活躍する場所があって嬉しい、というのもあって。

ちょっとロバート・ダウニー・Jrっぽくもあるんですけどね。今回の役の雰囲気。

ニセジェシー・アイゼンバーグとニセロバート・ダウニー・Jrの共演ですよ。勝手に言ってるだけだけど。

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