映画レビュー0019 『レッドクリフ Part II-未来への最終決戦-』
[2017年追記]
過去のレビューは自分でもびっくりするぐらいハイペースで書いていて、モチベーション高かったんだなーと感心しております。
最近は週末観る→翌週の仕事中にレビュー書く→その週末に絵を描く、って感じのローテーションが確立されているんですが、当時は観た日にレビューも絵も描いて2本アップ! とかやってるんでまあ若いなぁと。
「暇だったんだね(にっこり)」とか言ってやりたいですが、暇さは多分変わっていないという哀しみ。
レッドクリフ Part II -未来への最終決戦-
どっちつかず。
パート1のときも書きましたが、そもそも一般的な「三国志」の代名詞である三国志演義はそれ自体がフィクションみたいなものなので、この映画に対して話のリアリティ云々を語るのは筋違いかなと思います。
が、それにしてもどっちに寄せたいのかがわからなかったんですよねぇ。
演義に忠実な作りにするのか、それとも完全に「ジョン・ウー版演義」を作りたいのか。
中途半端に脚色しちゃうから三国志ファンが納得しなくなっちゃうんじゃないかと。その中途半端さが全体の感想にもなっちゃいましたね。
総論的には、やっぱり2まで観るのが前提の映画で、延べ時間にして5時間近くなるわけですが、そこまで引っ張るほどの完成度ではないかな、というのが正直なところ。
映画自体の完成度は低くないと思いますが、やっぱり三国志を題材にしている=物語を知っている人が観る、という前提からすると、上に書いたように、もっとはっきりとエッジの立った「忠実」か「新三国志」かっていう形にしないと、評価が辛くなってしまうのは仕方がないかなと思います。
三国志ファンから観てそうなので、はたして三国志を一切知らない人が観てどれぐらい楽しめるのかというと…結構微妙な気がします。
もちろん、逆の可能性もあるとは思います。知らないから楽しめた、みたいな。
ココが○
戦争シーンは火計の勢いも相まって、なかなか迫力がありましたね。ここは結構アドレナリン出ました。
ココが×
みょ~に間があるんですよね。ところどころに。
これが東洋文化だ、と言ってしまえばそれまでですが、こんなに間を挟むほど尺に余裕があるのかというとそうではないわけで、もっとうまく編集して短くできたと思います。
ヨーロッパだかその辺では、2作観てくれないだろうっていうので短くした1作で公開したらしいですが、そっちの方がバランスが良かったりするんじゃないかと思います。
あと、中村獅童がいつも同じ顔なのがちょい気になりましたね。
MVA
やっぱり今回もこの人かなぁ…。
リン・チーリン(小喬役)
もう現実離れしたかわいさなんですよねー。美人過ぎですよ。存在感がありすぎる。
ただ、歴史的にもそういう人なので、ナイスキャスティングだと思いますが。