映画レビュー0113 『未来は今』
本日返済期限が迫っているため、怒濤の連続鑑賞予定ですがもう眠いです。
未来は今

名作ではないけど結構好き。
かつてジェフ・ブリッジスがアカデミー賞を取る前に、「ハリウッドで最も過小評価されている俳優ランキング」でNo.1に選ばれたそうですが、その時女優のトップだったのがジェニファー・ジェイソン・リーだったらしいです。「黙秘」であのキャシー・ベイツと甲乙付けがたい演技勝負を観せてくれた彼女は、僕にとっても気になる存在だったので、彼女を観たいな~と思ってチョイスした映画がコチラ。
他のキャストを全然調べていなかったので、ティム・ロビンスにポール・ニューマンというスターが出てることにまずビックリしましたが、ひとまずそれは脇に置いといて。
物語は、通常考えられない展開で一気に社長になった男を中心に展開するファンタジー。ただ「ファンタジー」だとわかるのはラスト数十分の話で、そこまではコメディタッチのドラマ仕立てといった感じです。
世間的にはイマイチ評価も芳しくないようで、実際興行成績的にも大失敗。その辺の理由というか、感覚は僕もわかります。言ってみればホームコメディ的なノリというか。家庭内の話では無いですがそんな感じというか。深い話では無いし、心に残るような話でもないんですよね。やっぱり年代的にも今と少しズレたノリのようなものもあるし。
そんなわけで、「まあ普通の映画」と言っていい内容だとは思うんですが、個人的には主演の3人、ティム・ロビンス、ジェニファー・ジェイソン・リー、そしてポール・ニューマンがすごく良くて、人物的な味わいで良い映画になってるな、と思いました。
重たくもなく、信憑性もない中途半端なファンタジーとは言え、後味も悪くないし、血なまぐさい話があるわけでもないし、安心して観ていられる映画と言って良いと思います。
映画の感想というのは何種類かあると思います。度肝抜かれてしばらく動けなかったとか、感動しすぎてすぐに募金に行ったとか、憧れ100%で早速カウボーイハット買いましたとか。
この映画は、そういう自分に大きな影響を及ぼすような映画では無いので、何年かしたらスッパリ内容を忘れててもおかしくない映画だと思いますが、それでもこういう映画も必要だし、観たいと思うことがあるんですよね。おつまみ的な。
映画にのめり込みすぎず、適度な距離感を持てる映画というか。そう言う意味で、特に得るものはないかもしれませんが、さらっと観ておくには悪い映画ではないと思います。
僕は結構好きでした。この話。
このシーンがイイ!
初めてノーヴィルとエイミーが話をする、ランチのシーン。
本人たちのセリフは一切無しで、観ている人の予想が的中していく展開。なかなか面白かったですね。
ココが○
ホッコリレベルは高くないんですが、ホッコリできます。あくまでさらっとした映画なので、そのさらっと感を求めたいときにぜひ。
それと、そこそこ前の映画の割に、DVDの画質が結構よかった。これはビックリしましたね。
あとは役者陣がいいです。
ココが×
上に書いてる内容そのままですが、さらっとしてるだけに特に感動も無いし、「あー終わった終わった」って感じで深さはありません。重い映画が観たい時、観たい人には向いてないかと。
MVA
さて、3人のうち誰にする、という話だと思いますが、ティム・ロビンスはさすがというか、大学出たてのアホっぽい青年役にピッタリ。この人も本当に出る映画で全然印象が違いますね。
お目当てのジェニファー・ジェイソン・リーはやや古いタイプの女性像でしたが、演技はやっぱりうまいなぁ、と思います。見た目が少しキツめの女性なので、役柄にはこれまたピッタリ。
で、最後に残ったこのお方にMVA。
ポール・ニューマン(シドニー・J・マスバーガー役)
“裏社長”のエリートビジネスマン。
オープニングはチラチラよそ見をしてたので、ポール・ニューマンが出てるのを知らないまま観てたんですが、「この爺さん偉い渋いな! かっこいいな!」と思ったら彼でした。カッコイイし存在感がすごい。やっぱり20世紀を代表する大スターだけありますね。晩年のクリント・イーストウッドを骨太にした感じというんでしょうか。
こんな爺さんだったら20代にもモテそうな気がする。羨ましいぜ!


