映画レビュー0077 『カプリコン・1』
[2017年追記]
レビューにも書いてある通り、理由はわかりませんがこの映画はアメリカ映画なのになぜか日本の方が先に公開され、さらに上映時間も違うようです。ふしぎ。
あと以前のブログではずーっと「オーシャンズのソール役の人が〜〜」とクソ間違いのまま掲載されていたことに気付きましたが、正しくは「オーシャンズのルーベン役の人」です。エリオット・グールド。ソール役はカール・ライナーです。「スタンド・バイ・ミー」の監督でおなじみのロブ・ライナーのお父さんです。
この辺の相関関係が頭に入ったこともあり、今だったら間違えないだろうなーと思います。僅かな成長の跡。
カプリコン・1
薄味仕立て。
アメリカ国内の陰謀がテーマ故か、なぜかアメリカよりも先に日本で公開された珍しい映画です。
宇宙飛行士が政治絡みの捏造事件を背負わされ、やがて追われる身になる…というストーリーは今観てもリアリティのある、非常に面白い題材なんですが、いかんせん時代故か全体的に薄味仕立て。
陰謀・追跡・そしてそれに気付く記者…と要素は揃っているんですが、もっとハラドキな展開に出来そうな題材だけに惜しいなぁという印象が強いです。
特にラスト。もっとビシッ! と勧善懲悪的な展開を期待しちゃったんですが、そういう流れもなく割とあっさり目で。
この辺、時代は違えど「グリーン・ゾーン」に似た感覚で、やっぱり自己否定っぽい内容はイマイチ踏み込みきれないのかなーと。
余談ですが、上に書いた通りテーマ自体は今観てもまったく古くないものなので、リメイクするとすごく面白い映画ができそうな気がします。
反面、そういう「最近っぽい(過剰な)演出」に慣れてきてる自分がちょっと残念な気もしますね…。
ココが○
陰謀とは言え、非常にシンプルな話なので理解できない人はいないでしょう。
ココが×
全体的にあっさり目なところを除けば、これも特に無し。
MVA
順番的にたまたまなんですが、まさかこの前見直した「オーシャンズ」のルーベン役の人が主役だとは。若いですが、さすがに面影(?)はありますね。
さて、今回一人選ぶのであれば…この人かなー。
ハル・ホルブルック(ケロウェイ博士役)
悪い側の人ですが、なかなか渋くて。まあ、でも正直どの人も特に印象には残らなかったです…。