映画レビュー0378『黄昏』

再び登場、社長に借りたDVDシリーズ。

今もってなぜこの作品を貸してくれたのかまったく不明なんですが、まあ社長はこの映画が好きなんでしょう。

今回もまた…かなりダラダラと観る気もなく消化試合的な鑑賞。申し訳ナス。

黄昏

Carrie
監督
脚本
ルース・ゲーツ
オーガスタ・ゲーツ
原作
『シスター・キャリー』
セオドア・ドライサー
出演
ローレンス・オリヴィエ
ミリアム・ホプキンス
エディ・アルバート
音楽
公開
1952年7月17日 アメリカ
上映時間
118分
製作国
アメリカ

黄昏

田舎からシカゴにやって来たキャリーは、ある日働いていた工場をクビになってしまい、シカゴに来る時の汽車で知り合った男・チャーリーを頼る。チャーリーは当座のお金を用立てた上にキャリーをディナーに誘い、半ば強引に同棲生活をスタートさせるが、キャリーはいつまでも結婚をしてくれないチャーリーに苛立ちを覚え、次第に妻子ある紳士・ハーストウッドに惹かれていく…。

時代故か、理解できない感情と価値観が多数。

4.0

モノクロの、いかにもこの時代らしい恋愛人間ドラマという感じの映画ですが、あらすじを書く時点で困るほど今の価値観からすれば謎の展開が結構あり、さすがにちょっと…僕自身が大してしっかり観ようとしなかった点を差し引いても、評価するのは難しい内容でした。

ヒロインのキャリーは、姉がたまたま出会った旦那とうまくいっていることに憧れてか、同じように田舎を飛び出し、特に計画も無いままシカゴに移住します。その向かう汽車の中で知り合った男・チャーリーに再会し、ディナーをごちそうになったその夜、そのまま彼の家で同棲を始めます。別に好きとかそういう描写もなく。まあ、ここまではまだいいでしょう。姉の家に居候していたので。

ただ、次のシーンではもう「いつ結婚してくれるの?」ですよ。キャリー。別にさして身分も高そうではない、ただの調子のいい男相手に。この時点で「えー!」となったわけですが、この辺はもう時代的に仕方のない部分なんでしょう。

その後、この二人が最初に一緒にディナーを食べたお店の支配人である紳士、ハーストウッドが絡んできて、まあいろいろアレコレあるわけですが、とにかく上に書いた一つに限らず、ところどころでちょっと理解し難いところがあって。

一番思ったのはキャリーの感情。

なぜそこで泣くのか、なぜそこで怒るのか、いちいち今の感覚とはズレているわけです。

ハーストウッドにしてもそう。

うまくいっていない状況で激しやすいのはわかりますが、それにしてもどいつもこいつも感情をあらわにし過ぎだし、スイッチ入るのが早すぎる。おまけにオフるのも早いから「は?」ってなシーンが目白押し。

前半でこの流れが続いたので、もうあとはほぼ観る気力も無く「とりあえず最後まで観るか…」という感じでただお付き合いしたような内容。

もっと丁寧に観れば違ったのかもしれませんが、それでもやっぱり、入り口での結婚云々の絡みからしてついていけなかったので、どうしても…今の時代に評価するのが厳しい内容の映画のような気がしました。

古典として楽しめればそれはそれでいいんですが、どうやら僕はこれにせよ「居酒屋」にせよ「風と共に去りぬ」にせよ、こと恋愛系の古典は向いていないようで、どうしても入り込めない感覚が拭いきれず。

こういう時代を描いた映画自体は嫌いじゃないんですけどね。「素晴らしき哉、人生!」なんか大好きだし。やっぱり恋愛要素が強まるとダメみたいですね。いわゆる“メロドラマ調”はどうしても拒否感が強いようで。

好きな人は好きな世界だと思うので、逆に言えばこういう要素が好きな人にはアタリの映画なんじゃないかなと思います。

このシーンがイイ!

うーん、特にこれと言っては…。あんまり集中してなかったせいもあるんですが…。

ココが○

タイトルにもある「黄昏」、この言葉のチョイスとイメージはいいなと思います。

ネタバレになるので詳細は書きませんが、「黄昏」っぽさのある、全体的な話の帰結の仕方は嫌いじゃないです。

ココが×

上に書いた通り、まず結婚ありきの価値観、すぐに感情にスイッチが入る登場人物、その辺がもうダメでした。

MVA

大して選択肢も無いのでサクサク選出。

ローレンス・オリヴィエ(ジョージ・ハーストウッド役)

紳士的な雰囲気がドンピシャ。

くたびれた感じも小奇麗ではあるものの痛々しい感じもあったし、まあ順当なチョイスという感じでしょうか。

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