映画レビュー0258 『甘い生活』

これもまた世界的な名作と言われている古い映画だと思います。せっかくやっていたので初鑑賞。

ちなみに、「パパラッチ」の語源となる人物が登場します。これ豆な。

甘い生活

La dolce vita
監督
脚本
フェデリコ・フェリーニ
ブルネッロ・ロンディ
出演
マルチェロ・マストロヤンニ
アニタ・エクバーグ
アヌーク・エーメ
アラン・キュニー
イヴォンヌ・フルノー
音楽
公開
1960年2月5日 イタリア
上映時間
174分
製作国
イタリア・フランス

甘い生活

ゴシップ新聞社の記者・マルチェロの、セレブたちとの気ままで退廃的な生活。

この映画嫌い。

2.0

言いたいことはわかるんですよ。若干ですが。

ただ、かつて若い頃に観て激的な眠気に襲われた「2001年宇宙の旅」とまったく同じ香りを感じましたね…。実際前半1時間半はどうにも眠く、仮眠を取って再開してもまだ眠く、仕方がないからなんか食べるか、と予定のないご飯を食べに行ったぐらい、眠かった。ここまで気が乗らない映画をしっかり(でもないけど)最後まで観た自分を褒めたい。むしろ。

ストーリー自体はあってないようなもので、一人の記者・マルチェロが恋人がいながらもセレブ達と浮名を流し、退廃的な日常を送るだけのお話。

その時その時のお相手も、ほとんど言ってみれば使い捨てのようなもので、新しい女性が出てきては(気付けばいなくなっていた的な形で)去っていく、その流れの中でマルチェロ一人がクローズアップされる…というような映画になっています。(集中して観ていないので浅い解説なのはお許しを)

「甘い生活」とは、まさにそのマルチェロのプレイボーイな生活そのものを指しているんだと思いますが、実際のところはそういう話を描くことで、「甘い生活に溺れる虚しさその他諸々」を感じ取って考えてくださいね、という映画なんでしょう。おそらく主眼は風刺にあるんでしょうが、作りとしてはまったく風刺を感じさせない作りなのがある意味新鮮で、フェリーニ監督の自信を伺わせるような気がしました。

が、それにしても面白くない。

ストーリーにつながりがない上に、セレブのバカ騒ぎと男と女のあーだこーだだけ見せられることの不毛さがどうにも好きになれませんでした。その不毛さ自体を感じ取って己に活かせよ的なメッセージなんでしょうが、自分に投影するにはあまりにも時代も立場も違いすぎるし、考えさせられるほどのめり込める作りにはなっていないので、ある意味では「金持ちの男が撮ってきた日常を見せられてるだけ」みたいな如何ともし難い、明確な「つまらなさ」があって、ちょっとこれを映画として評価するには僕の好みがズレすぎているというのが正直な感想。

おそらく深掘りすればそれなりの素材はあって、女性陣の言葉だったり、とある事件だったり、エンディングの意味であったり、もっと考えれば深く入り込めたのかもしれませんが、もう本当にはっきり言って「映画自体がつまらない」のでそこまで考える気が起きません。

一応、当時でも現在でも評価はわかれている映画のようですが、いつも「名作」と言われる映画を評価できなかった時に感じる負い目のようなものは、この映画に関しては一切なかったですね。自信を持って「ツマランし二度と観ない」と言えます。

もっとも大きかったのが、こういう話の映画だけに積み重ねが大事なのもよくわかるんですが、やっぱりどうにも長い。長すぎる。これが2時間ならまだある程度我慢して観られたように思いますが、3時間となると「まだまだあるしなー。どうせこんなのがずっと続くんでしょ」みたいな余計に集中力を削ぐ要因になるので、どうしても自分の中に入って行かない。

この映画が好きな方には申し訳ないですが、僕はダメでした。こういう映画、嫌い。

このシーンがイイ!

噴水のシーンは印象的でしたね。やっぱり有名なシーンみたいですが。

あとラストシーンの女の子がかわいかったな、と。

ココが○

相変わらずニーノ・ロータの音楽はいいですね。音楽だけはすごく印象的だなぁと思いました。

ココが×

ココが×も何も、はっきりと「つまらなかった」ので、特にどうこうは。面白さを求める映画じゃないのかもしれませんが…。

MVA

好きではない映画はどうしても「誰でもいいわ」って感じになるんですが。一人選ぶなら…そうだなぁ。

アニタ・エクバーグ(シルビア役)

アメリカから来た女優さんで、噴水に入って行った人。美人だから許されるわがまま気ままな感じがピッタリ。その程度の印象。

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