映画レビュー0628 『名探偵再登場』
なんかウダウダ短めの映画が観たかったので、録画しておいたコチラを。「名探偵登場」の姉妹編という位置付けだそうです。
名探偵再登場
まったく乗れなかった古コメディ。
私立探偵が主人公のサスペンス風コメディ映画。一応事件が絡み合って捜査を進めて…的な流れにはなっているものの、基本コメディなのできっちりスジを追おうという気にさせてくれるようなものでもなく、流れのまま観ていった結果「うーん、つまらんな」という感じで終了。
一応、「名探偵登場」の姉妹編であって続編ではないので、監督・脚本・一部出演者が共通しているだけで、前作とは登場人物はもちろん、舞台も内容もまったく違います。
前作はワンシチュエーションサスペンスコメディと言った感じで意外と楽しめたんですが、こっちは普通の探偵モノをやや悪ふざけでC級映画に仕立て上げました感が強く、こんなのやっててピーター・フォークはコロンボに影響出なかったのか逆に心配になるほど。
当時の段階ですでに「古典」となっていた名作映画をいくつかパロっているらしいんですが、僕は「カサブランカ」のパクリぐらいしか気付かなかったのもつまらなかった原因かもしれません。逆に言えば、よほど昔の映画に愛着がある人を除けば、今あえてこの時代に観るべき要素は見当たらない気がします。
正直なところ、もう途中から「これはキツイ」と半分投げやりに観ていたこともあって、あまり固有名詞も入ってこず、話の流れも追えていなかったので…偉そうに言えたもんじゃないんですが。
基本がコメディであるが故に、きちんと進めるべきところ(それがあったかどうかは別として)も勢いとノリで適当にやり過ごしていくお話なので、しっかり観ていてもバカバカしいし、かと言って片手間に観ていても面白くはないし、となかなかしんどい。
B級感が逆にそそられた前作を比べると明らかにパワーダウンしているし、今の時代からすると結構マズいんじゃないか、というレベルで女性蔑視に近い女性像がふんだんに見受けられたりと、いろいろと今の時代に観るにはしんどい映画だと思います。
ということでオススメしません!(ドン!)
このシーンがイイ!
無し。
ココが○
うーん…無し。
ココが×
ストーリーがあってないようなものでツマラナイ、というのがすべてかな、と。
MVA
そんなわけで「誰でも良いわ」レベルの映画になってしまったわけですが…この人にしておこうかな。
ルイーズ・フレッチャー(マルレーヌ・デュシャール役)
ペキンポーの元カノでフランス人の美人妻。
雰囲気美人っぽかったですが、一番なんかちゃんとやってた気がする。「カッコーの巣の上で」の婦長役の方だったそうで、意外。