映画レビュー0087 『ゴッドファーザー PART III』

はい、今年一発目。

ちなみに「24」ファイナルシーズンは見終わりました。感想としては…「まあまあ」かなぁ。自分の中ではようやくマンネリ感が出てきた感じっていう。(遅

ゴッドファーザー PART III

The Godfather Part III
監督
脚本
フランシス・フォード・コッポラ
出演
音楽
公開
1990年12月20日 アメリカ
上映時間
161分
製作国
アメリカ

ゴッドファーザー PART III

マイケルからヴィンセントへ受け継がれるコルレオーネと、バチカンの全面戦争。

“殺意のオペラ”第三章。

9.0

うーん、僕はやはり変わってるんでしょうか。三部作で一番良かったです。(※後に心変わりして2が最高になりました)

ただ、それは12の歴史の上に立ってのことなので、全部観てきた結果、「このシリーズへの評価として」の9.0かな、という気がします。

作りとしては(当然ながら)前二作を踏襲したもの。派手さもなく、ゆったりと、柔らかでどこか物悲しい旋律をバックに展開する哀愁の物語といった風情。

今作は前作から16年後に撮影されたということもあり、みなさん歳を取って子供達の世代へ受け継がれていく話になっています。

その「歳を取った」という要素が故か、過去を振り返り、贖罪の意識に嘖まれるマイケルが痛々しく、また印象的。

「何も知らないおぼっちゃん」が強くなって自信を付けていく1、強くなったが故に孤立していくのが2、そして孤立してしまったがためにつながりを求めるのが3、とマイケルの変化だけでもかなりのものが見て取れるわけですが、それが(当然ですが)まったく違和感が無く、様々な出来事や年齢が考えを変えていく様を見事に描いているわけです。

当然、それをすべて演じきったアル・パチーノの力量たるや相当なもの。さすがとしか言いようがありません。

それにしても…なんというか、まさに一人の人生を、一人の伝記をどっぷり読まされたような、非常に“重い”読後感のようなものがありましたね。

エンドロールに切り替わった瞬間の、「ああ、彼の戦いは終わったんだ」というある種の喪失感というか、何とも言えない哀しさは今まで味わったことのないものでした。

重いです。

とてつもなく重い映画でした。

精神的に辛いとか痛々しいとか、そういうネガティブな感じではない重さ。その重さがすごく良かったです。

印象的なシーンも相変わらずたくさんあって、特に後半の殺意が交差するオペラシーンはすばらしいの一言。グッとのめり込みましたね。

あとはやっぱりラストが。

年老いて、彼の脳裏に浮かぶ思い出のダンス。過去2作とオーバーラップする哀しさたるや…。そしてあえて彼を中心に据えないラストシーンのカメラワーク。印象的で、味わい深くて。

このラストシーンが“重さ”と“喪失感”を強く強く植え付けてくれたのは間違いありません。いやぁ、良い映画だった…。

ココが○

相変わらずシシリー島の美しさ、セピアがかった色調がいいんですよねぇ。

いかにも「郷愁を誘う」感じが映画のイメージを作り上げていて。そこに彩りを加える音楽も相変わらずすばらしい。

ココが×

トム好きとしてはロバート・デュヴァルが出てなかったのがすごく残念でした。またもギャラで揉めたとか…。よう揉めますね、このシリーズ。

あとは…やっぱり長いのがなぁ。いや、内容的には納得の長さなんですよ。前と比べても短い方だし。“間”が大事な映画だけに、長いのは仕方がないのもわかるんですが、しかしやっぱりくどいほど書いているように、良い映画なのに「また観るぞ!」っとなかなか思えないのがすごく惜しい。結局これは僕の問題なんですけどね。

ただ、三部作観終わって、やっぱりまた1から観てみたいなぁと思いました。歴史を知ってから観ると印象がまただいぶ変わる気がするし。

MVA

うーん、難しい。

アンディ・ガルシア良かったんですよねー。ただ胸毛がすごすぎたのが

ソフィア・コッポラは酷評されたみたいですが、僕は別に気になりませんでしたね。「アルマゲドン」のリヴ・タイラーの方が100倍ひどかった。(蒸し返し)

ただ関根麻里に見えたのは内緒。 ということでさすがに今回は。

アル・パチーノ(マイケル・コルレオーネ役)

やっぱり3部作皆勤賞ということもあり、またこの人でないとこれだけの役をやりきれなかったんじゃないか、という賞賛の意味も込めて。改めてすごい役者さんだなぁ…と。

そんな彼ももう70歳ということで。長いことがんばってください。

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