映画レビュー0631 『バンテージ・ポイント』

いまだ有料移行しようか悩み中のAmazonプライムビデオより。面白そうだったので観てみました。

さて、年内更新はこれでおしまい。

今月はためにためたせいでドタバタになってしまい、猛省しております…。来年はもう少し均等にアップできるように頑張るぞ、と自分へプレッシャーをかけつつ、みなさま良いお年を。

年明けは例年通り、例のアレから始めます。

バンテージ・ポイント

Vantage Point
監督
ピート・トラヴィス
脚本
バリー・レヴィ
出演
マシュー・フォックス
エドガー・ラミレス
音楽
アトリ・オーヴァーソン
公開
2008年2月22日 アメリカ
上映時間
90分
製作国
アメリカ

バンテージ・ポイント

革新的なテロ撲滅のための枠組みを整えたアメリカ大統領が、スペインの広場で演説しようとしたところ狙撃される。その時現場にいたテレビ局スタッフ、シークレットサービス、地元の刑事、観光客と言った面々が同時刻に何を見ていたのかをそれぞれの視点で追うと…。

アイデアはいいんだけど、尻すぼみ。

6.0

アメリカ大統領狙撃事件という一大事件を、主要人物の目線からその都度反復して描き、徐々に真相に迫っていく…というサスペンス・アクション映画。同じ時間の出来事を複数回繰り返すということで、後発ですが「ミッション:8ミニッツ」にひじょーに近い雰囲気があります。

主要人物としては、まずテレビ局関連。シガニー・ウィーバーがディレクターをやっていましたが、ほぼ序盤のみの登場でチョイ役。その他サブでの技術屋さんたちと、カメラマン等。

次に、シークレットサービスのトーマス。以前に大統領をかばって銃弾を受けた後の復帰最初の任務、というなんとも既視感のあるオッサン。主人公です。

さらに地元警察の刑事、エンリケ。ご多分に漏れず、怪しげ。

んでもって観光客で現場をビデオ撮影していたハワード。最近よく見るフォレスト・ウィテカーが演じています。その時点で良い人っぽさが半端ない。そして爆発後も故障せず撮影が続けられるソニーのビデオカメラの宣伝感も半端ない。

ここまでが序盤、って感じでしょうか。で、続いて大統領ご本人のフェーズに移り、最後はテロリスト目線で事件解決編、と。

この「ある出来事を別の人物から見た目線で徐々に真相をあぶり出す」作りは単純に面白く、また当然ながら整合性もしっかり練られているので、目立った矛盾点もないし、サスペンスとしてはとてもいい作りだと思います。ナイスアイデア。序盤から中盤にかけては、「こりゃー面白くなりそうだな」と非常に期待していました。

が。

結局、最後まで観ると全体的にやっぱり普通の事件なので、ものすごい驚きもなければ(予想の)裏切りもないし、何よりもラストの「始末の付け方」がもうどうしようもなくダメ。

人物同士のつながりを考えれば悪くないとも言えますが、話としてはケリを付けたと言うよりは逃げた感のある仕上げ方で、到底納得できませんでした。言ってみれば「安い肉を食べられるように料理した」感じの映画で、「良い肉を良い味付けで出す渾身の料理」ではないな、と。段々と期待を高めつつの終盤アレ? なので、その分ガッカリ感も強い映画でした。

惜しいなー。もったいない。

このシーンがイイ!

アイデア勝負の映画なので、特定のこれが、っていうのはあんまり…。

ココが○

一つの事件をそれぞれ別の人間の目線で描く、というのはなかなかありそうで無かったアイデアで、それぞれの立場から見ると怪しい人間が変わるのも頷けるし、面白かったですね。

ココが×

オチの付け方を除くと、細かいようですが、毎回一つのフェーズが終わる時に最初まで巻き戻すんですね。あれがめっちゃ安っぽくで辞めて欲しかった。単純に時間表示だけで十分だと思う。あの早回し、巻き戻しの表現でチープさが出ちゃったし、そのせいでこの映画を信じられなかった面がありました。

細かいようで、意外とデカい。

MVA

これほど誰もピンとこない映画も珍しかったんですが、消去法でこの人、かなー。

エドガー・ラミレス(ハビエル役)

実行犯の一人で、弟を人質に取られている人物。一番ひりついた感じが出ていたかな、と。

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