映画レビュー0107 『キューブ ゼロ』

[2017年追記]

このレビューにも書いてますが、やっぱりCUBEと言えば1、というか1以外はCUBEの名を語ってくれるなというお話なので、そのうちレビューしたいとは思ってるんですが…なかなか今更借りてくるのもめんどくさいという。

ああいうニッチな低予算ホラーみたいな映画は率先して機会を作らないとまず観る機会が出てこないのがネックですね。一回観たことあるからなおさら。

キューブ ゼロ

Cube Zero
監督
アーニー・バーバラッシュ
脚本
アーニー・バーバラッシュ
出演
ザカリー・ベネット
ステファニー・ムーア
マイケル・ライリー
マーティン・ローチ
デイヴィッド・ヒューバンド
音楽
ノーマン・オレンスタイン
公開
2004年11月15日 アメリカ
上映時間
97分
製作国
カナダ

キューブ ゼロ

謎の殺人トラップ立方体“キューブ”で被験者を監視する技師エリックは、同意書のない女性被験者レインズを助けたいとの思いから、自らもキューブの中に入っていく…。

金的一発! うそーん。

3.0

予めお断りしておきますが、どうやらこれはホラーのようで、僕はホラー嫌いなために「ホラーとして」の評価の仕方がわからないので、正当な評価になっていない可能性はあります。

さて、そんなわけで「CUBE」シリーズ最終作。夏にピッタリ。それはTUBE。そんなお寒いギャグも書きたくなるようなお寒い映画でした。ある意味、予想通り。

「CUBE」の何が良かったかというと、あれの主眼はトラップじゃないんですよね。簡単に説明するなら、謎の空間に放り込まれた人間達の極限状態での人間ドラマを軸に展開されるサスペンスという感じでしたが、どうもこれはトラップ主眼な気がして、「どうだ怖いだろ、気持ち悪いだろこれウッヒッヒッ」ってな趣味の悪い映像を見せられてるだけ感が強く、物語自体は二の次。

いや、この辺は「ホラー」として考えたら間違ってないのかもしれませんが、でも僕のように「CUBE面白かったよね!」という人が観た時の印象としてはやっぱり違和感を感じざるを得ないものではないかという気がします。

一応、物語的にも「すべての謎が解決する」的なことを謳っていますが、そうでもないんじゃない? という印象。

結局キューブが作られた動機とか作者とかはわからず終い。さらにラストのつながっていく感じは嫌いではないですが、その割に出てくる他の被験者がひどい。

いや、話的にすぐ1に戻るというわけではないよ、ということなのかもしれませんが、であればあの展開はいらないような気もします。逆に言えば、ああいう結末に持っていくなら、もっと1を意識したエンディング(主役以外の登場人物)にして欲しかったセットも名前も違うし、なんか無理矢理そうしました感丸出し。

タイトルの通り、舞台設定としても1よりも前の話なわけですが、その割に妙に“ハイテクオシ”の描写が目立って、しかも低予算だから中途半端でより安っぽくなっている辺りに監督のノーセンスさが伺えます。

この辺は2にも言えたことで、「見た目重視」の映画にしておきながら低予算を低予算に見える作りをしちゃってるという、まさにエド・ウッドな世界。でもエド・ウッドのように映画への愛は感じられません。

やっぱり2もコレも「売れた作品だから続編撮ってみましたよ」的な感が拭えない。それ故、ホラーとして観てもダメなんじゃないかと思いますがホラー好きの方々にとってはどうなんでしょうか。あ、でも気持ち悪い描写的には2よりは全然イイ線行ってたんじゃないかとは思います。

一応、順番的には1>>>>>(超えられない壁)>>>>>ZERO>2、ですかね。あ、でもB級っぽさで言えば2が一番かも。安っぽいミイラに笑った記憶があります。

で、そもそもなんですが、この題材ってホラーにしちゃったら意味がないと思うんですよね。ホラーにするなら、1みたいに周辺情報は出さない方が、より不条理な感じが出て良さそうな気もするし。

「監視側」の話を出しつつ、ホラーにしつつ、謎も明かしつつ…というのを欲張って100分以内に収めるのはさすがに無理があるんじゃないかと。だからこそ裏を返せば、完璧なホラーになってるわけでもないし、人間描写も甘いし、最終的にも結局何がどうなのかよくわからないし、という中途半端なものに仕上がってます。そもそもコントロールされた黒人軍人が金的でダウン、とか笑わせにかかってるでしょ。

あの「コントロールされる」っていう展開も無理矢理だし、全然ホラーとしての怖さも無いし…。

さすがですね。さすが。さすがダメな続編シリーズの典型。2の監督もコレの監督も、ヴィンチェンゾ・ナタリ(1の監督)に土下座しないとダメですね。舐めてます。「CUBE」を。

お前らがCUBEに入ればいい。

このシーンがイイ!

なしでーす。

ココが○

これもなしでーす。

ココが×

上で散々こき下ろしたのでこれも特にナシ…かな。

あ、一応書いておきますが、そこそこグロいです。僕はこの程度でも嫌です。まあでも実際観なくて良いです。この映画(と2)は。

1を3回観た方がよほど面白い。

MVA

というわけで酷評映画のMVAはこれまた難しいわけですが、無難に

ザカリー・ベネット(エリック・ウィン役)

で。

ラスト近辺の感情の高ぶりはまあまあ悪くなかったんじゃないかと。

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