映画レビュー0187 『チェイサー』

この週末はちょっとお忙しいので、今週はこれでおしまいかもしれません。不人気→更新頻度減る→より不人気 のスパイラルの予感。まあ、自己記録用だしいいか。と独り言。

ただねばり強くやっていくつもりなので、そのうち1000本とか超えたらそれはそれでなかなかレアなブログになるんじゃないかと思ってたりもします。

明日は午前十時の映画祭にて、念願だった“バック・トゥ・ザ・フューチャーの劇場初観賞”予定。楽しみだぜ! 寝坊が怖いぜ!

チェイサー

Mort d’un Pourri
監督
ジョルジュ・ロートネル
脚本
ジョルジュ・ロートネル
ミシェル・オーディアール
出演
ミレーユ・ダルク
ステファーヌ・オードラン
クラウス・キンスキー
音楽
フィリップ・サルド
公開
1977年12月7日 フランス
上映時間
123分
製作国
フランス

チェイサー

親友である政治家・フィリップが殺人を犯してしまったという告白の後、彼自身もまた何者かに殺されてしまう。フィリップの容疑をかばうところから事件に巻き込まれたグザビエは、次第に黒幕に近付いていく…。

演出がイマイチだけど悪くない。

6.0

(今の)世の中的にはあまりメジャーな映画じゃないんでしょうか、情報が少ない上に観た人の感想は大体イマイチな評価ばっかり。そんなこんなで期待せずに観たわけですが、そのおかげか「悪くないな」と思わせる、予想を裏切るデキでした。

物語の中心にあるものは、最初の被害者である政治家が持っていた“日記”。これに政財界の大物たちのとても世には出せねーよ的な悪行の数々が綴られていたようで、いろんな悪い大人たちがその日記を狙って人を買い取ろうとしたり脅したり殺したり。

事件の口火を切ったのが親友だったために巻き込まれたアラン・ドロン演じる主人公がその追っ手をかいくぐり、やがて事件の真相へ…というサスペンスベースのアクション映画仕立てとなっております。

一つのキーアイテムを狙っていろんな人間が主人公に忍び寄り、「絶対ただの社長じゃないだろ」でおなじみの不死身な主人公が巨悪に負けじとがんばりまっせ、というのはいかにもなストーリーではありますが、なかなか筋は良かったように思います。

この辺はフランス映画だからなんでしょう、結構セリフが渋くて味わいがある。いわゆるエスプリってやつでしょうか。まさに。フランス語だけにまさに。ラストのアラン・ドロンのセリフなんて秀逸でしたねぇ。ニヤリとさせられる味のある良いセリフでした。

ただ、演出面でちょっと気になる部分が目立ったのが非常に残念。

時代性みたいなものもあるんでしょう、なんかやたらと説明したがり&サクサク進めたがりな流れが気になりました。特に序盤の「これはこう、次はこう、次はこのシーンでこいつと話して」というポンポン段取りを消化してます的な組み立て方がもったいないなぁ、と。しかもその上、ちょっと冗長な感じを受ける説明臭さもあるので、「見せ方がうまくない」という一点が非常に惜しい。

そんなこともあってですね、実は今リメイクすると意外と結構面白い映画になりそうだな! という予感もあったりしました。まあ、何分「名作」と評価されているわけでもないし、大スターが出ていながらマイナーな映画のようなので望むべくもありませんが…。

わざわざ観なさいよ、とは言いませんが、僕のようにBSでダーター観であれば悪くないチョイスじゃないかと思います。

ちなみに開始から数分後、「あれ、この親友の人って太陽がいっぱいの時も親友だったんじゃね?」とウッカリ気付いて調べたところ、案の定そうでした。役名まで一緒。

18年ぐらいの時を経て、モーリス・ロネがまたもアラン・ドロンの親友・フィリップとなり、またも殺されるわけです。今回のアラン・ドロンは最後まで犯人を追う“味方”だったのがなんだか面白かったけど。

このシーンがイイ!

終盤、炎上する車の炎をバックに、フィリップの愛人を見つめるアラン・ドロン。次点で、その後銃を片手に尋問するアラン・ドロン。どっちも二枚目すぎる。

僕が女性なら“じゅん”となってましたね。何言ってんですかね。

ココが○

上にも書きましたが、一部のセリフの良さであったり、(ベタではありますが)サスペンスとしてのストーリー展開であったり、「ただのスター映画」レベルではない良さがあったと思います。

ココが×

ちょっと登場人物が多かったり、一部顔が似てたりもあって、人によっては誰が誰やら的な面はあると思います。僕も一部ありました。

あとは演出面かなぁ。

あ、それとこの時期の映画って、絶対カーチェイス入れないといけないんですかね? 無駄にカーチェイスが多い気がする…。まあ、流行りだったんだろうな…。

MVA

毎度毎度ですみませんが。

アラン・ドロン(グザビエ役)

40ちょっとぐらいの時期だったようですが、当然ながら若い頃より渋さが増して、これまたすごくかっこいい。前作「友よ静かに死ね」の髪型大失敗ぶりを補ってあまりあるかっこよさでした。

ヘプバーンなんかもそうですが、「画面に出てくるだけで絵になる」っていうのはやっぱり映画スターとしては相当な武器ですよねぇ…。

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