映画レビュー0066 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

はい、本日はもはや説明不要の作品ですね。

何年か前に出た限定版のトリロジー・ボックスを開けることもなく寝かせていたら、ついに出てしまったブルーレイ・ボックス。そりゃあ買いますよ。そしたら観ますよ。

実はちゃんと観るのは3~4回目程度な気がします。十何年ぶり? かの鑑賞。

バック・トゥ・ザ・フューチャー

Back to the Future
監督
脚本
ロバート・ゼメキス
出演
クリスピン・グローヴァー
クローディア・ウェルズ
音楽
主題歌
『The Power of Love』
ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
公開
1985年7月3日 アメリカ
上映時間
116分
製作国
アメリカ

バック・トゥ・ザ・フューチャー

友達の科学者「ドク」が発明したタイムマシンに乗り、30年前にタイムスリップしてしまったマーティは若かりし頃の母親に惚れられてしまう…。

徹底した“天丼”と小ネタと煽り!

10

もう25年も前になるんですか…。

僕にとっては、初めてちゃんと観た洋画(のハズ)であり、とにかく思い入れの強い映画です。きっと同年代にはそういう人、多いんじゃないかなぁ。

ショーシャンクの空に」が“映画好きの共通言語”だとすれば、このシリーズはもはや“人類の共通言語”とまで言えるほどの、超が200個ぐらい付く名作なわけで、今更あれがどーだこーだと僕のようなタコ助が言うのはおこがましい作品ですが、それなりの年齢になった人間として再度「どこがいいのか」を考えながら観た結果、とにかくサービス精神旺盛で、お気楽なようでいて徹底したシナリオがその良さなんじゃないかと。

「昔の家族に会う」という題材だけに、とにかくあちこちで天丼ラッシュ。セリフの一つ一つが(場合によっては2とか3も含め)伏線となっていて、これでもかとオーバーラップしていきます。

それが劇中ずっと「飽きない」笑いを生み続け、スパイスになり、最後までしっかり見せてくれる。

そういうフックを要所要所に配しておきながら、中心に流れるストーリーも非常に秀逸。

今となっては「昔の親が自分に惚れちゃう」だの「過去に飛んで未来を変える」だの、話としてはありきたりなものですが、それもすべてこの映画があったからこそなわけで、そういうド定番を作り出した力がこの映画にはあるし、その見せ方がとにかくうまいからこそ後に与える影響の大きさが伺えます。

特に写真1枚で未来を可視化するアイデアは、わかりやすさとしても、小道具としての使いやすさとしても本当に上手い。このアイデアは本当にすごいと思いますね。

最近、個人的に「80年代のアメリカ映画が一番スゴイんじゃないか説」を勝手に唱えているんですが、まさにその王道を行っている今作は、「スティング」や「明日に向って撃て!」のような、“映画への愛情”が全面に出た映画というよりは、映画への熱意が全編通してあふれ出ている、アイデアてんこ盛りの名作といった感じ。

企画会議で「これ面白いんじゃない? 」「あー、そしたらこういうのもいいかも」みたいな意見をとにかく全部詰め込んでみたらどのアイデアもすごくて本当に面白かった、みたいな。

いかにも“映画音楽らしい”テーマ曲と、わかってるんだけど興奮しちゃう、“ギリギリの煽り”もやっぱりよくて、これはやっぱり非の打ち所がないなぁと。

「後に与える影響」というのは映画だけにとどまらないと思いますが、そういった意味でも実はこの作品自体が一番「未来を変えた」ものだったのかもしれません。

2と3も近々観るヨ!

ココが○

何が○って全部○ですよ。もう逆ギレ風ですよ。そりゃあ。

何気にヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの主題歌もいいですよね。ロックだけどロック過ぎない、ポップロックといったイメージが高校生が主人公の映画にふさわしい爽やかさを感じさせて。

この「The Power of Love」は今でもたまーに耳にすることがありますが、その都度この映画を思い出すし、なんとなく胸が熱くなる。音楽で思い出を想起させる力があります。

あと、今回はブルーレイでの鑑賞となったわけですが、さすがに古い映画だけに「元が古い映像だよ」っていうのはわかるんですが、それでもかなりがんばって綺麗にしていると思います。

特典映像を観るとその違いがよくわかりますね~。これはやっぱりファンとしては純粋に嬉しい。

ココが×

今になって観ると、ところどころ矛盾もあったりします。

コメディ色のある映画でもあるので、ご都合主義な部分が目立ったりも。…でもいいんですけどね。本当に面白いものは、矛盾だろうがご都合主義だろうが「面白いからいいじゃない!」って思えるものなので、全然気になりません。

この映画に対して「あそこがあれなのが~~」とかしたり顔で文句言う人は友達になれないと思う。無粋ですよ無粋。

MVA

マイケル・J・フォックスがパーキンソン病にかかってしまったのは非常に悲しいことですが、そういうバックボーンは抜きに、きちんと判断しようと思って観た結果、

リー・トンプソン(ロレイン・ベインズ・マクフライ役)

にしようかな、と。

とにかく若い頃の「ウットリ」演技が最高。息子にデレッデレになりつつ、すぐまた親父にデレッデレになる辺り、もうほんとこの子ユルいんだな、って感じで。

なんとなくほわっとした柔らかい空気感もよかったし、それとなくエロスを漂わせる辺りもお上手。

それでまた役どころの重要性からして当たり前なんですが、マーティの彼女より全然かわいい。肌も綺麗で積極的。

僕ならきっと、未来がかかっていても流されていたことでしょう。(ダメ)

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