映画レビュー0421 『ノッティングヒルの恋人』

ということで早速借りてきました。

「ヒュー・グラントが好き」と言うと必ずと言っていいほどタイトルが挙がるんですが、「観てない」というと「それでヒュー・グラント好きとか言うなよwwwwwwww」みたいな。

悔しいので早めに消化。

ノッティングヒルの恋人

Notting Hill
監督
ロジャー・ミッシェル
脚本
出演
ティム・マッキナリー
ジェームズ・ドレイファス
エマ・チャンバース
音楽
公開
1999年5月13日 アメリカ
上映時間
123分
製作国
イギリス

ノッティングヒルの恋人

バツイチの冴えない男ウィリアムは、ロンドン西部のノッティング・ヒルでこれまた冴えない本屋を営んでいた。ある日、その本屋にハリウッドの大スター女優・アナが来店、本を買って帰る。その直後、近くでオレンジジュースを買ったウィリアムは、たまたまアナと街角で衝突、彼女にジュースをぶちまけてしまう。

男向けかもしれない! 心情の描き方が抜群。

9.5

もはやここで一度、お詫びしなければいけないと思います。

僕は常々「恋愛モノの映画は嫌いだ!」と公言してきましたが、ことラブコメに関しては別だな、と最近いくつか観ていて思いました。

今作の脚本家は「ブリジット・ジョーンズの日記」シリーズや「ラブ・アクチュアリー」で名を馳せたリチャード・カーティスなんですが、この人のラブコメは本当に外さないですね。(全部ヒュー・グラントが出ているから、というわけでなく)

「大スターと一般人の恋」という、まあ割合ありきたりの設定ではありますが、やっぱりなんつっても我らがヒュー・グラントが一般人代表としてですね、まあこの上ないほど普通で、情けない雰囲気がたまらないわけですよ。

でも実際は特別情けないわけでも冴えないわけでもないんですよね。本当に普通で、常識のある大人なんですよ。その等身大の雰囲気がもうさすがヒュー・グラントという感じで、この役はこの人以上に演じられる人はいませんね。間違いなく。

当然恋愛モノの常として、うまくいくこともあればうまくいかないこともあり、決断を迫られる場面も当然出てくるわけですが、その一つ一つの選択に至る心情や考え方がすごく丁寧に、でも説明臭くなくスッと入ってくる形で描かれていて、これもまた「実は男が観た方がいい映画かも」というぐらい、共感を覚えざるを得ないストーリーで大満足でございました。

常識人のウィリアムと、同居するクレイジーな男・スパイクの相性も素晴らしく、またウィリアムの妹と友人たちの役割もしっかり大事なところを担っていて、その脇役陣のキャラ設定も丁寧だし、隅から隅まで不満が無い作り。

やっぱり設定上「そんなうまくいかねーだろー」みたいなところがあるのかなと思ったんですが、そんなわけで全体的にすごく丁寧に積み上げているストーリーになっているので、あまりそういった違和感もなく。

最初のスイッチが入ったシーンは「なぜ?」と思いましたが、まあそれがわからないほど僕自身の恋愛スキルが低いということでしょう。

終盤、これまたお決まりの「どうなんねんどうなんねん」的展開では、ことさら心情がわかるうまい作りで展開してくれるので、もうウィリアムに共感しっぱなしでした。

さらにうま~く序盤の伏線も笑いに織り交ぜて綺麗にまとめる、いかにも映画らしいうまさは観ていて気持ち良くもあり、いやはやよく出来た映画だなぁと思います。

やっぱりラブコメってジャンル的に軽く見られがちな面があると思いますが、これはちゃんと「名作」と言っていい、軽いくせに巧妙な作品だと思いますね。

現実にはあり得なさそうな話なんだけどギリギリ「でもありそう」な無理のないストーリーで、「ないない」と思いつつもほんのり夢を見させてくれるような、ウィリアムのようなワレワレ一般人の応援になっている内容も素敵です。

男性もぜひ!

このシーンがイイ!

いやー、やっぱり「Gimme Some Lovin」をバックに車でゴーする場面でしょう。急いでるなら余計な人間乗せるなよ! と突っ込みつつも、でもそれなりに連れて行く人たちの見せ場もあり、これまたお上手。

「Gimme Some Lovin」と言えば「ブルース・ブラザーズ」のサントラに入っていた曲でもあり、個人的にもテンションが上がる中でのあのシーン。最高です。

ココが○

上に書いたようにいろいろあるわけですが、一つに集約するなら「丁寧さ」でしょうか。

軽くて観やすいのでスルーしそうな部分ではありますが、実はいろいろと巧妙、でもそういう素振りを見せない軽さがさすがです。

観やすくて笑えてハッピー、っていうこういう映画はいくらでも観られますねぇ。

ココが×

特に無し、かな?

好みで言えばジュリア・ロバーツじゃない方がもっと良かったですが、でも今まで観たジュリア・ロバーツの中では一番良かったし。

MVA

そりゃあやっぱりヒュー・グラント…と言いたいところなんですが、毎回それもなんかアレなので。というか今回は純粋にこの人が光ってたな、と。

リス・エヴァンス(スパイク役)

ウィリアムの同居人。

完璧に狂ってるんですが、その演技の完璧さもまた素晴らしく。物語上も良くも悪くも重要な役割を担っているし、出てくるだけで面白かったりもするしで、最高。

ちなみにヒュー・グラントももちろん最高でした。いい男なんだけどダメっぽい、あの雰囲気なんなんですかね。最近、個人的に一番好きな俳優さんのポジションに到達したかもしれません。

ひたすら彼について語る「ヒュー・グラント飲み会」とかやってみたいわー。

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