映画レビュー0042 『シャーロック・ホームズ』

[2017年追記]

ガイ・リッチー版シャーロック・ホームズも「シャドウゲーム」以降、気付けばかれこれもう6年も経ってるんですよね。あのシャドウゲームの「またやるよ」感あるエンディングはなんだったんだ…。

「シャドウゲーム」はかなり楽しめたので、主演二人の絡みも観たいし続編には期待していたんですが…この様子だともう作らないっぽいですね…。残念。

シャーロック・ホームズ

Sherlock Holmes
監督
脚本
マイケル・ロバート・ジョンソン
原案
ライオネル・ウィグラム
マイケル・ロバート・ジョンソン
原作
アーサー・コナン・ドイル
出演
音楽
公開
2009年12月25日 アメリカ
上映時間
128分
製作国
イギリス・アメリカ・オーストラリア

シャーロック・ホームズ

武闘派ホームズとワトソン君の事件簿。

及第点ですが…。

7.0

まず最初に、お恥ずかしいことに僕は一切、原作のシャーロック・ホームズは読んだことがありません。

なので知識的にも「名探偵で助手はワトソン君」ぐらいの知識しかありません。でもやっぱり、「当然普通に英国紳士じゃないの」ぐらいの先入観はありつつ、「それを壊した作品なんだよね」という事前知識の元、鑑賞。

で、結果は、「そこそこ楽しめました」という感じ。もっと突き抜けたものを期待していたので、割と残念でした。

個人的には…ですが、どうも集中して観たくなるような、グイグイ引き込まれる「何か」に欠けていた気がします。

なんでだろうなぁ…この前の「スナッチ」がダメだったので、最初のスローに見られた「ガイ・リッチーっぽさ」で少し嫌な予感がしちゃったのかなぁ…。

まあ、その「ガイ・リッチーっぽさ」で言えば、いわゆるホームズの「ひらめき」を表現する部分や、オープニング&エンディングの写真を絵にする演出辺りで見られた気がしますが、割と(初期作品に比べれば)「大人しく」していた感じはします。

それでも今ひとつ入り込めなかったのは、やっぱり主演のロバート・ダウニー・Jrのホームズがキャラ的にどうしても「アイアンマン」のトニー・スタークとかぶって見えてしまった点かもしれません。

強くて皮肉っぽく、コメディセンスのある主人公。

トニーはまさに適役、もはやこの人以外では観たくないぐらいのアタリ役だと思ってますが、それほど強烈にイコールが成立してしまっているがために、他のキャラがやりづらいジレンマというか…。

これが(よく知りませんが)本来のホームズであれば、渋くて紳士的で頭の切れる男をしっかり演じて新境地開拓! みたいになるのかもしれませんが、似ているキャラだけにどうしてもトニーとダブリ、でも舞台は中世だからちょっと違和感が…みたいな。

自分自身、そんなデリケートでも無いはずなんですが。なんとなくそういう感じで、この世界に入り込めなかったのが残念でした。

とは言え、つまらなかったわけではありません。続編も絶対観るでしょう。

なんだかんだ言ってもロバート・ダウニー・Jrとジュード・ロウのコンビは良かったし、あと悪役に「ワールド・オブ・ライズ」のマーク・ストロングが出てたのが嬉しかったですね。

ココが○

多分、アクションにはかなりこだわったんじゃないかと思います。武闘派の呼び名に違わぬアクションっぷりはなかなかでした。

あとはいかにも中世感の漂う音楽。

激しいアクションシーンでもどこか優雅な音楽が、映画全体のイメージを「バリバリアクション」ではない、良い意味で少しソフトなものにしていると思います。

ココが×

もっと謎解き寄りのものが観たかった気はしますが、まあ元々のコンセプトが違うのでそこを責めるのは筋違いでしょう。結局は「ホームズ像をどう評価するか」というところなので、全体的には悪くない映画だと思います。

ただ、いかにもハリウッド的な娯楽映画っぽさはあるので、そういう匂いが嫌いな人はダメでしょう。

MVA

今回はこの人ですね。

ジュード・ロウ(ジョン・ワトソン役)

ジュード・ロウをしっかり観たことがあるのは「スターリングラード」だけで、あとは「世界一セクシーな俳優」的なものに選ばれた記憶ぐらいしかなくて、どことなく優男のイメージがあったんですが、このワトソン役に関しては、少し荒っぽいところもあったりして、特にラスト近くの「歩けオラオラ」みたいなのがよかったですね。

ハマり役ではないでしょうか。

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