映画レビュー0117 『羊たちの沈黙』

コワイの嫌いなチキンガイなのでずっと避けてた言わずと知れた名作ですが、今回初観賞。

羊たちの沈黙

The Silence of the Lambs
監督
ジョナサン・デミ
脚本(脚色)
テッド・タリー
原作
『羊たちの沈黙』
トマス・ハリス
音楽
公開
1991年2月14日 アメリカ
上映時間
118分
製作国
アメリカ

羊たちの沈黙

連続殺人犯バッファロー・ビルの手がかりを求めに、FBI訓練生のクラリスは天才精神科医であり食人殺人鬼でもあるハンニバル・レクター博士を訪ねる。

ハードル上げすぎたかも。正直申し訳ないけどイマイチでした。

6.0

この映画の面白さというのは、メインの殺人犯とは別に、アドバイスを与える“味方側”的なポジションでさらにもっと強力な殺人犯がいて、その人との不思議な交流から事件の謎を解いていく…という部分にあると思うんですが、なんというか…その辺の接点がサラッとしてる気がしました。

いや、もっとちゃんと観ていれば、賢い人が観れば違うのかもしれませんが、僕にはイマイチ「ハンニバルのヒント→事件解決へ」という部分に深みがない気がしてしまい…。

例えばクラリスにもっと成長 or 変化の兆しが見えるとか、ハンニバルとバッファロー・ビルのつながりが意外なところで出てくるとか、そういうサスペンス的な面白さを期待していたので、ちょっと見方を誤ったのかもしれません。

クラリスとハンニバルの関係性というのはなかなか深そうなものもあって、その辺をもっと観たかったな、という気はします。

でも結局見方によってはハンニバルは添え物で、メインはバッファロー・ビル(の事件)なので、そういう前提で進めるのであれば、警備員をアレしてアレしちゃう以降のハンニバルは続編(内容知りませんが)への布石でしかないような気もしてしまい、あれなんだったのかなー、と…。強烈で印象的なシーンではあったんですが、関係ないじゃん、っていう。ああいうのを差し込むんだったらもっとハンニバルをメインストーリーに絡ませてきて欲しかったなぁ…。

ただ、全体的に非常に引き込まれるストーリーだったのは確かです。結構久々に集中してしっかり観た映画な気がします。その分、サスペンス欲が高まってしまい、個人的に肩すかしを食らったのかもしれません。

どうしても、「エグい」サイコ的サスペンス、というと「セブン」と勝手に比べてしまい、単純にあっちの方がよりエグかったけどすごかったな、と。こっちが先なので、単純に比べるのも酷なんですが。

自分でもかなり集中して観ていたのに、何でここまでイマイチ感を感じてしまうのかわかりませんが、「グロいけど名作なんでしょ!」という期待が高かった分、ちょっと残念な気持ち。カニバリズム(食人)の話も事前に知っていて、そのインパクトが強かった分、もっとそっち方面のプロファイル的な話が出てくるのかな、っていう期待もあったりして、その辺がまた見方を誤ったのかもしれません。ぶっちゃけ関係ないもんね。別に。ストーリーと。

個人的評価の原因は、期待と内容の不一致、かな…。

このシーンがイイ!

ガラスに反射したハンニバルの顔がボワッと浮かぶシーン。

前半はハンニバルの気味悪さがよく出ててよかったですね。

ココが○

ハンニバルの人物像、というのはなかなか面白かったです。

まさに天才で、しかも常軌を逸してる。そのキャラクターが良かっただけに、物足りなさを感じたのかも。

ココが×

事前に覚悟していたものよりも全然大したことはなかったんですが、でもやっぱりある程度はグロいです。苦手な人は苦手でしょう。僕も苦手ですが、まあこのレベルなら許せるかな…。

変に音で煽ったり、っていうのがなかったのが良かったのかも。

MVA

ハンニバルは確かにすごくよく合ってたんですが、ワンパターンというか、キャラクターが確立されすぎていて、その分役者としての面白味には欠けるかな、と。そんなわけで今回は、

ジョディ・フォスター(クラリス・スターリング役)

にしたいと思います。

経験不足だけど成績優秀でエリートっぽい佇まいを見せつつも、ラスト前は経験不足が露呈してとにかくかっこ悪い。だったら一人で行くなよ! っていう。あの辺の演技、お上手でした。

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