映画レビュー1184 『黄金の七人』

今回もJAIHOより。もうほぼJAIHOですよ。ええ。

ちなみに金曜ロードショー(当時は水曜ロードショー)の第1回放送作品らしいです。

黄金の七人

Sette uomini d’oro
監督
脚本

マルコ・ヴィカリオ
マリアノ・オゾレス
ノエル・ギルモア

出演
音楽
公開

1965年10月21日 イタリア

上映時間

95分

製作国

イタリア

視聴環境

JAIHO(Fire TV Stick・TV)

黄金の七人

やっぱり銀行強盗は鉄板。

7.5
大量の金の延べ棒を盗み出したチーム、しかし当然すんなり行かず…
  • 綿密&豪快な計画によって大量の金の延べ棒を盗もうとする強盗団
  • しかし当然そのまますんなりは行かず…
  • エンディングありきの終盤の展開がやや不満
  • ルパン三世の元ネタらしい

あらすじ

ところどころ不満はあれど、総じて銀行強盗モノらしい良さもあってなかなか面白かったです。

“教授”と呼ばれる謎の紳士アルベール(フィリップ・ルロワ)に率いられた6人のチームと1人の謎の女。とあるスイスの銀行に収められた大量の金の延べ棒を強奪すべく、道路工事を装った綿密な計画を立てます。

何度か危機を乗り越えつつも金の延べ棒を運び出していく面々ですが…あんまり書くとアレなのでこの辺で。

ルパン三世の元ネタ(らしい)

上にも書いた通り、なんでもあのルパン三世の元ネタになった映画だそうで、確かにちょっとオシャレでコメディ感もあり、何より不二子ちゃんっぽい謎の女が妙にクローズアップされる作りはあんまり他で観た記憶もなく、納得。当時はかなり斬新に感じられた映画だったのではないでしょうか。

作戦に使うガジェットも絶妙に古い感じが一周回って良い。クルクル回ってるアンテナっぽいアイテムがプラン9を彷彿とさせますがそれもまた味です。

基本的には教授+謎の女(ジョルジャ)+その他の6人という感じで、6人の中にもそれなりに上下はありそうでしたが影は薄めです。6人で1セット、みたいな。

映画としては後年の「ミニミニ大作戦」、そして「オーシャンズ11」辺りにもつながる強盗映画の系譜の元祖、という感じ。(本当に元祖なのかはわかりませんがイメージ的に)

ミニミニ大作戦の初作についてはこの4年後に公開されているので、観てはいませんがかなり影響を与えているんじゃないかなーと予想したりしますがどうなんでしょうか。

当然ながら「ミニミニ大作戦」のリメイクの「ミニミニ大作戦」のさらにインドリメイクの「ゴールドプレイヤーズ」もこの系譜に連なっているようにも感じられるし、まあ大体その辺の映画が好きであればおそらくはそれなりにちゃんと楽しめるのではないかなと思います。

肝心の(?)強盗の手段については、今は銀行のセキュリティ的にどうなっているかはわからないものの、この頃であれば全然やれそう…というか一応はリアリティを感じられる内容なのもやはり重要なところで、「リアリティはあるけど真似をするには現実味がない」点でなかなか良いところを突いている気がしましたね。

教授が使ってる機材が謎すぎはしましたが、全体的には豪快な面白さもあるし、強盗モノはやっぱり面白いねと改めて思いました。

終盤の展開が不満

コメディテイストなので全体的に深刻さは無いし、犯罪だけどオシャレなのはやっぱり後年のこの手の映画に通ずるものがあってそこも良い。

テーマ曲も何で使われていたのかは忘れましたが有名な曲なので、聞けば「この曲かー!」となることウケアイ。いろいろ今観ても楽しめる映画と言えるでしょう。

ただねー。終盤の展開が少々気に入りませんでした。教授がやたら「完璧」をアピっている割に抜けてるところ多すぎじゃね? みたいな。

まあそうでもしないと話が面白くならないのもわかるんですが、僕ですらしないようなミスをしでかしてくれるのでさすがにそこだけはもうちょっとなんとかしてほしかったなと。

ただエンディングが結構良くて、「いろいろありつつ次に続くよ!」的に完全に続編をご用意しましたエンディングなので、こりゃー次も気になるなと続編も観ることに決めました。

詳細は次回…!

このシーンがイイ!

教授が使ってる謎のガジェットが妙に良かったのでもっと出してほしかった感。やっぱり作戦指示とかいいですね。

ココが○

軽快でオシャレ映画的な雰囲気の良さ、それぞれの思惑が交差するストーリー、そして強盗のダイナミックさ。こういう映画はこうじゃないと、が詰まってます。

ココが×

終盤の展開とキャラの不一致、ってところでしょうか。あの展開にするなら教授はもっと抜けてると思うんだよな…。

MVA

やたらジョルジャのセクシーアピールが目立つ映画でもありますが、そこまで綺麗だとも思わなかっただけにここは順当に。

フィリップ・ルロワ(“教授”アルベール役)

一応は主人公、ということになるんでしょう。計画の首謀者。

落ち着いた有能な人物像、まさに「教授」という感じで良かったです。返す返すも最後がアレだったけど。

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